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リュカ伝の外伝
リュカ'sキッチン レシピその5「三段論法・小籠包」
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傍に居るのに?

「よし、信じてやる」
何で?
「な。だから言ったろ」
だから何で?

っていうか、精神的ダメージから回復しちゃってるのが腹立つわね。
思ってたよりも鋼の精神?
なんて思ってたら、私の腕から離れたホイミンが、フヨフヨとウルフ君に近付く。

そして手(?)の一本を彼の頭に乗せ摩っている。
ホイミンなりに慰めてるのかな……
なんて思ってたら突然頭の上の手(?)を振りかぶって……

(ゴスンッ!!)
と振り下ろして、椅子に座ってたウルフ君を前のめりに殴り倒し、床へと口吻を強要させた。
如何した急に?

満足したのか、私の下に戻ってくる間に、殴り倒した手(?)にホイミをかけてた。
先刻(さっき)リュカがスカラをかけてたから、結構痛かったのね……っていうか、そこまでして急に殴った意味は何!?

「何だホイミン……先刻(さっき)ビアンカに包丁が飛んでいった事、根に持ってるのか?」
リュカの言葉に手(?)で頭を掻いて照れてる様な仕草をする。
それを見て笑いながら……

アイツ(ウルフ)ホイミンの会心の一撃で完全に気絶してるから、(つい)でにホイミしてやってよ(笑)」
確かにピクリとも動かない……生きてる?

「ぷっ……ははははっ! 確かにそうだね」
如何(どう)やらホイミンとの会話は続いてた様で、リュカは楽しそうに笑った。
リュカとリュリュ以外にホイミンの言葉が明確に解る者が居ない為、通訳を希望する視線がリュカに集まる。すると……

「ホイミンがね『その小僧もホイミが使えるから、回復してやる義理はない。それに今ソイツに必要なのは、外傷を治す魔法より、精神的ダメージを治す方法だ。自分の女の乳にでも縋り付けば良い』だってさ(笑)」

た、確かにその通りだけど……
意外に口が悪かったのね。

ビアンカSIDE END




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