SAO:アインクラッド〜神話の勇者と獣の王者〜
三人目のメンバー
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なんか聞き捨てならない事が聞こえた様な気がするが、とりあえず無視する。
「とにかく無事で良かった。なぁ、しばらく一緒にいかないか? 俺達も人手が欲しかったところなんだ」
「……そ、そんなに来てほしいなら……ついて行ってあげてもいいわよ、別に」
やっと言い合いが終わったらしいセモンとコハクは、キリト達の近くに歩いてきた。
「コハクのユニークスキル《妖魔槍》は、槍スキルで衝撃波を飛ばす能力があるんだ。彼女がソロプレイできるのもこのスキルのおかげ」
「失礼ね。私はこのスキルがなくても強いわよ。あなた達の助けなんていらないくらいに」
コハクは釣り目気味の目でキリト達を睥睨した。その眼はオレンジ色だった。
すると、呆れたようにハザードがぼそりと言った。
「……十九層でゴースト系モンスターと戦えなくてセモンに守ってもらってたのはどこのどいつだっけか?」
「――――――!?!?!? ハザード!?居たの!?」
「いたぞ。本当に気付いていなかったのか……」
「おいコハク、まさか《索敵》切ってたとか言うんじゃないよな!?」
漫才が始まった。
言い合うセモン、コハク、ハザード。それに混じっていけずに、苦笑するキリト&アスナ。
「っていうか何でそんなこと……ってそんなことやって……」
「ああ、あのときか。可愛かったな、あの時のコハク」
「セモンまで! やめなさいよぉ! っていうか可愛いって、ちょ……この馬鹿っ!!」
ダメージを与えない程度にセモンをぶつコハク。
「いてっ!」
「……仲がいいんだな」
完全に置いて行けぼりになったキリトが呟いた。
するとセモンは笑って、
「まぁ、仲間だしな」
と返した。
その、直後。
「うわぁぁぁぁぁ……」
悲鳴が轟いた。
「!?」
「!!」
「今の……」
「プレイヤーの声だ!この奥だぞ!」
キリト達はダンジョンの奥へと走って行った。
だんだん、グラフィックが『重く』なっていく。
そして進んだ先には……
「これは……!」
巨大な扉……ボス部屋があった。
そしてその内部では、今まさに地獄が降臨したところだった。
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