十香ラストティアー/最期の桜、新たな始まり……
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士道「嫌だ……嫌だ……俺、十香に何一つ……」
すると十香は士道の頬に触れる。
十香「最後に、これからの約束をしよう……」
士道「約束……」
十香「私がシドーに約束する事……それはシドーがこれからもヒーローとして、皆から愛される。弱き誰かを護る剣であり続ける事、それが私からシドーへの約束。シドーは何を約束してくれる?」
士道が約束したのは……
士道「サヨナラなんて言わせない、俺は諦めない……例えどんなに辛い想いをしても、どれだけ傷つけられても俺は十香を必ず取り戻す、絶対に……」
十香はその言葉に涙を流す……
十香「シドーがその気なら……私、ずっと待ってるから……必ず……私を連れ戻して……」
士道「ああ……」
そして十香は……
士道「ん……」
十香は士道にディープキスをすると、全身が透明になり……
十香「ありがとう……シドー」
パキイイイイィィィィィ!!
結晶化と共に身体がガラスの様に崩壊し、光となって消えると士道はその手にフェザーを受け止めた。
士道「あ……あ……」
士道はフェザーを握り締め……
士道「うあああああああ、あああああ、ああ、ああ、あああああ!!!!」
桜の下で泣き叫んだ……
すると……
バサァ!!
大きな風と共に桜が舞い、士道の握るフェザーが紫と黒に変わる。
士道「十香……」
十香から受け継がれた意思を感じた士道は呟く。
士道「十香……お前の意思は消えてない、俺が受け継いでいく。弱き誰かを護る剣であり続ける事、それがお前の残してくれた俺の意味なら……」
士道はフェザーを羽織り、隣界を見渡すと風の吹く方角へ歩み始める。
士道「前へ進む……この先の未来で……十香にもう一度会うために……」
長きに渡る士道の因縁に終わりが告げられた、だがそれは新たな始まりでもあった。
現在
1ヶ月後
科特隊本部
エド「今回は君たちを招集したのは他でもない、世界の危機に対し、新組織の管轄に入ってもらう。AST(アンチスピリットチーム)の6人としてだ。よろしく頼む」
招集されたのはマリア・カデンツァヴナ・イヴ、崇宮真那、鳶一折紙を始め、新たなメンバーが参加していた。
調「それで、6人目が来てないようだけど?どういう事?」
切歌「寝坊デスか?」
月読調と暁切歌。S.O.N.Gより派遣されたシンフォギア装者。
エド「6人目は諸事情あって今はいない、何でも、君達にはまだ話すべきではないとそう考えている」
調「???」
そ
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