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ソードアート・オンライン 〜人形使いの集い〜 アインクラッド
正式サービス スタート
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2022年11月6日
ソードアートオンラインの正式サービスが始まる
ベータテストはなかなか面白いゲームだった
しかし中華の技術は凄い、わずか二ヶ月のベータテストの情報だけでBOTを作ってしまうんだからな
本来のSAOの仕様だとナーヴギアによるフルダイブでキャラクターを操作するわけだが
このBOTを使うと普通のパソコンを使い、モニター画面を眺めながらキーボードとマウスで操作ができてしまう
もっとも正規プレイヤーの動作と比べると若干動きがぎこちなくなってしまうので基本的には人がいない過疎狩場でヒッソリとハンティングする事になるだろう
このBOTの名前は「剣芸歩行者(SA-Walker)」
興味があるなら中華版のGoogleとも言うべき「百度」で検索してみると良い、一発でヒットする
こいつはGoogleやYahooで検索しても出てこないので念のため
もっとも公式HPが開けたとしても、文章は全部中華語だから読むのに難儀するとは思う
俺は以前に別のネトゲで遊んでいた時に知り合った中華さんにコイツの存在を教えてもらった
以前に俺が遊んでいたネトゲでは中華BOTと呼ばれる連中が跳梁跋扈していた
美味い狩場や稼げるボスモンスターを独占し、ひたすらゲーム内マネーやアイテムを集め
それをRMTで販売する電子の出稼ぎ労働者だ
一般プレイヤーにとっては非常に邪魔くさい存在なのだが
GMコールで運営に通報しても「調査します」と言う返事だけ
数が多いし、BANしても新しいアカウントを作られるだけだから無意味なんだろう
もちろんプレイヤー自身の手で奴らを討伐しようという動きもあった
俺も討伐隊に参加した事がある
しかし、やつらは24時間365日フルタイムで稼動しているため、異様な程の高レベル揃い
手動・人力でコツコツとキャラクターを育成している一般プレイヤーでは到底駆逐する事なんてできない
というか、PKした所で、彼らの目的はマネーやアイテムを稼ぐ事であって
一般プレイヤーのように経験値やレベリング目的ではないから痛くも痒くもないのだ
やがて俺は「敵を知る」という目的で彼らに接触する事にした
彼らは中華の大連とかいう街に住んでいるらしい
もっとも自称で本人に会ったわけでないから本当かどうかはわからないが
それはともかく俺は彼らと雑談し、中華語を学び、RMTビジネスの素晴らしさを教えられ
ついにはミイラ取りがミイラになってしまったと言うわけだ
今では彼らが稼ぎ、それを俺が販売するというビジネスパートナーになった
ここだけの話だが、俺の年収は軽く1000万を超える
それでは早速、ログインしてみよう
まずはキャラクターメイキングだが、デフォルト設定で適当にすませる
一般プレイヤーだと、こいつに数時間かける
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