第七十話 詰所はお家その十
[8]前話 [2]次話
それでここで詰所の主任先生が言ってきました。前の大教会長さんの奥さんの弟さんでしかも前の大教会趙さんの妹婿でもある直属の大きな教会の前会長さんです。
「運転は気をつけるんだよ」
「自転車も危ないですからね」
新一君が主任先生に応えました。
「だからですよね」
「そう、人にもものにも気をつけて」
新一君に穏やかですが確かな声でお話していました。
「そうしてね」
「行ってきます」
「誰もが怪我しない様に」
「先輩や歩行者の人達の誰にもですね」
「阿波野君もだよ」
「僕もですか」
「そうだよ、誰も怪我しない様にだから」
運転する新一君もというのです。
「いいね」
「はい、それじゃあ」
「行ってきてね」
「じゃあ本当に慎重に」
行こうと言ってでした、新一君はあらためて私にお顔を向けて言ってきました。
「それじゃあ宜しくお願いします」
「こちらこそね」
「行きましょう」
こうお話してでした。
私達は新一君が乗る自転車に乗って天理駅の向こう側にあるラーメン屋さんに行くことになりました、その途中です。
新一君は後ろに乗っている私にこう言ってきました。
「下りなんで注意しないといけないですね」
「スピード出るからね」
「通行人の人や自転車に注意して」
「そうそう、注意していってね」
「先輩もしっかり掴まっていて下さいね」
私にも言ってきました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ