第五十七話 梅雨だからその九
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「既に特撮のスタートがはじまっていたけれど」
「はじめは漫画ですね」
「そうよ、まあ仮面ライダーはもう完全に一つの世界だけれど」
「もう漫画とはですね」
「別の世界よ」
「特撮ですね」
「そう、特撮の代表でね」
そうなっていてというのだ。
「別になっているけれど」
「元は漫画ですか」
「はじまりはね」
「そうだったんですね」
「あのシリーズは実写で成功しているけれど」
「他の作品はですか」
「失敗している作品がどれだけ多いか」
副部長は眉を曇らせて語った。
「数えきれないだけあるわよ」
「そう言われると多いですね」
咲も否定しなかった。
「ハリウッドが映画化しても」
「全くの別物というかね」
「冗談みたいな出来になってますね」
「漫画をアニメ化するのはいいのよ」
こちらはというのだ。
「作画と声優さんがよくて原作からあまりにも離れないとね」
「いいですね」
「けれど実写だとね」
「どうしてもですね」
「漫画の作画やキャラを実写で再現出来なくて」
それでというのだ。
「かえって変になってるのよ」
「それ本当に多いですよね」
「それで脚本や演出もおかしくなってるのよ」
こうしたものもというのだ。
「もう別の何かっていう位にね」
「違っていてですね」
「原作ファンとしては我慢出来ない」
「そんな実写作品が多いですね」
「そうした作品観るよりは」
それよりもというのだ。
「ない方がいいわ」
「実写化って難しいんですね」
「中々ね。アニメだって作画でおかしくなったりするでしょ」
「作画崩壊ですね」
「あと声優さんが合わなかったり」
副部長はこのケースも話に出した。
「脚本がおかしかったりで」
「成功するとは限らないですね」
「そうでしょ、難しいのよ」
これがというのだ。
「実写化それでアニメ化の成功はね」
「特に実写化ですね」
「そう思うわ、まあリベンジャーズがアニメが成功で」
「大成功ですよね」
「そう言っていい位で実写も舞台も」
「成功ですか」
「そう言っていいからね」
だからだというのだ。
「私はいいと思うけれどね」
「リベンジャーズは運がよかったですか」
「そう思うわ」
「だから人気がさらに出たんですね」
「アニメ放送前と後で全く違う位にね」
「そういうことですね」
「ええ、アニメの二期も楽しみだし」
副部長はこうも言った。
「結末もね」
「楽しみですか」
「私としてはね」
「そうですか、何時終わるかは」
「ちょっとわからないけれどね」
「最終章でもですね」
「長くなってるから」
だからだというのだ。
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