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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百一話 コンサート会場でその六

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「あっちの世界で元の世界の食いもの食いたくなって仕方なくなったな」
「あの時は大変だったわよ」
「全くだ」
 マリアンデールとセングレンが笑って応えた。
「ハンバーガーだのコーラだのな」
「ポテトチップスもあったわね」
「そういうのって無性に食いたくなるんだよ」
 そうした時があるといのうのだ。
「だからなんだよ」
「あの時はあたし達に我儘言ってなのね」
「作らせたな」
「そうなんだよ」
「困った奴だ」
 エカルカートのヒメも微笑んで話した。
「時々我儘を言うけれどな」
「悪いな、本当に」
「だがそれ位ならいい」
「仲間やしな」
 ペットは前足を組んで言った。
「これ位はええわ」
「この優しさがいいのよね」
「そうなのよね」
 光子に涙子が応えた。
「紺さんの周りの人達って」
「エレクさん達も」
「いや、俺この前ヒメさんに一撃で百メートルは吹き飛ばされたぞ」
 当麻が言ってきた。
「たまたま腹が減っててな」
「あの時凄かったね」
「そうだったぜよ」
 土御門は青髪の言葉に頷いた。
「ヒメさんその後牛一頭分の焼き肉食って落ち着いたにしても」
「その直前だったからね」
「殴られた理由が無茶苦茶だったしな」
 当麻はさらに言った。
「腹が減ってむしゃくしゃするって言ってた」
「たまたま当麻が目の前にいてね」
「それでだったぜよ」
「あの時は流石に死ぬかと思ったぜ」
「まあ当麻じゃなかったら死んでたね」
「そうなっていたぜよ」
「というか普通死んでるだろ」
 一方通行が見てもだった。
「俺もあの時はお前が死んだと思った」
「僕も仕事だと思ったよ」
 復活させてくれる黒衣の青年の言葉だ。
「君はね」
「本当によく生きていたよ、君」
 天空寺も言ってきた。
「俺でもあれは危ないよ」
「それで天空寺さんみたいにですか」
「一時でもね」
 こう当麻に話した。
「幽霊になっていたかもね」
「そうだったんですね」
「けれど幽霊になるとね」
 天空寺はこの時のことを話した、彼にとっては何があっても忘れることの出来ない一年間のことであった。
「何かと大変だから」
「ならない方がいいですね」
「それに越したことはないよ」
「やっぱりそうですね」
「そのことはね」
 それに尽きるというのだ。
「まず死なないことだよ」
「というかお主ピンチが多過ぎであろーー」
 ヴァレンティーノも当麻に声をかけた。
「吾輩達の中でも特に多いであろーー」
「確かにそうですね」
 こんから見てもそうであった。
「当麻さんの危機の数は多過ぎます」
「明久さんもかなりですが」
 ロレンツォは彼のことに言及した。
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