Lv70 ダーマ神殿
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である。
そこでティアスカータは魔物を懐柔し、魔の世界の調査を実行した。
それにより、ティアスカータは魔の世界で何が起きたのかを知り、驚愕したのである。
ティアスカータはミュトラに告げた。
『魔の世界で、驚異的な力を持つ複数の魔物が誕生し、それらが王となり魔の世界を統治しておりました。魔の世界は混沌から秩序だった世界へと変わりました。今までの監視方法では、もう通用しないかもしれません。もはや、私自らが魔の世界へと赴き、監視するしか無いでしょう』と。
ティアスカータは今までの方法では監視を続けられないと考えた。
その為、自らが魔の世界に足を踏み入れる事にしたのだ。
それは危険な行為であった。
だが、ティアスカータは監視者としての責務から、魔の世界に留まる決意をしたのである。
―― ミュトラの書・第七編 ――
エアルスの化身達の力により、この世界は平穏が続いていた。
しかし、その一方で、魔の世界は日増しに邪悪な力を増大していった。
強大な力を持つ魔物が増え、その勢いは増すばかり。
その上、魔の世界の王達は狡猾で強大な力を持ち、いつしか、我等エアルスの化身では抑えられない程の存在となっていたのだ。
だが魔の世界は1つに纏まることはなかった。
魔の世界の王達が互いに退かず、縄張り争いを始めていたからだ。
しかし、ある時を境に、魔の世界の王達は争いをしなくなった。
それは不気味な静けさであった。
それから暫くすると、魔の世界で不穏な動きが出てきた。
魔の世界の王達は、互いに、統率の取れた軍勢を持ち始めたのである。
軍勢は次第に大きくなり、こちらの世界へと矛先を向かわせようとしていた。
それはティアスカータからの報告でミュトラは知り得た。
ミュトラはこの事実に戦慄を覚えた。
このままでは、この世界に未曾有の危機が来るのは避けられない。
そう考えたミュトラは、時空を超える力を持つファラミアに、来たるべき日の為の秘法を授けた。
そして、秘法を授かったファラミアは時空の門番となり、静かにこの世界を見守ったのである。
―― ミュトラの書・第八編 ――
エアルスの化身達が守りしこの世界に、魔の軍勢の足音が近づいていた。
それは程なく現実のモノとなった。
魔の世界の瘴気が突如、この世界に噴き出したのだ。
それはリュビストの力が及んでいない所からであった。
なんと、エオールの地から魔の世界の瘴気が出現したのである。
止め処なくあふれ出る魔の世界の瘴気によって、力のある魔王達が軍勢と共に、この世界へとやってきた。
魔の世界の瘴気はエオールの地から噴き出し続け、辺り一帯は魔の世界へと化していった。
大地に住まう者達は
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