第二十六話 お菓子を貰ってその七
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「食べるわ、ワインも用意したし」
「お酒は飲み過ぎない様にね、ジュースもあるから」
「そちらもよね」
「飲んでね」
「ちゃんとした水分も摂らないとね」
「そうしてね」
「わかったわ」
一華は母の言葉に頷いた、そうしてだった。
五人はそれぞれ風呂に入って下着を着替えてパジャマを着てだった。
一華の部屋で菓子を囲んだ、その菓子を見て四人共こう言った。
「多いわね」
「ええ、かなりね」
「多いって聞いてたけれど」
「これはかなりね」
「だからよ」
一華もそれでと応えて述べた。
「皆に来てもらったの」
「そうね、これだけあるとね」
かな恵もそれならと応えた。
「やっぱりね」
「五人じゃないとでしょ」
「食べられないわ」
「本当にどれも賞味期限間近だから」
それでというのだ。
「是非ね」
「食べないとね」
「さもないと大変だから」
それ故にというのだ。
「捨てるしかなくなるから」
「それじゃあね」
「本当に勿体ないからね」
「食べないとね」
「じゃあ皆頑張ってね」
コップに赤ワインを入れつつ言う、五人共それぞれそうしてコップの中にとくとくと注いでいっている。
「食べてね」
「ええ、今からね」
「乾杯してね」
「食べましょう」
「気合い入れていくわよ」
こう話してだった。
五人で乾杯をしてから食べはじめた、その中でだ。
一華はカントリーマァムを食べて言った。
「いや、いいわね」
「カントリーマァム?」
「私好きでね」
かな恵に食べつつ応えた。
「それでこれがあってね」
「よかったのね」
「ええ、これがあったら」
そのカントリーマァムがというのだ。
「他にはいらないって位よ」
「そこまで好きなのね」
「けれど今日は食べるから」
かな恵にこうも言った。
「そうするわ」
「一杯あるからね、今日は」
「だからね」
その為にというのだ。
「今日はね」
「カントリーマァムを食べて」
「他のお菓子もね」
「食べるのね」
「そうするわ」
笑顔での言葉だった。
「そうするわ」
「じゃあどんどん食べましょう」
「そうしましょう、それでかな恵ゼリー食べてるわね」
「和風のね」
見ればお茶菓子のそれを食べている。
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