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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第8話 ミッドに訪れて………
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るものが多い。そんな主を支えてくれればと思っていたのだが………」
そう言ってザフィーは俺を見つめる。
………言いたい事は理解した。
だが………
「分かっている。お前には既に守らなければならない家族がいると言う事だろ?理解してるさ。だが、たまには主に会ってやってくれ。やはり主にとってお前は特別なのだ」
「………そこまで大したもんじゃないと思うけどな………だけどまた来れたら来るようにするよ。キャロや優理も連れてな」
「楽しみにしている」
そう言ってザフィーはのそのそと部屋の中に入っていった。
「特別か………出会い方が違ってればもしかしたら………」
そう思いながら中を見ると洗い物をしながらゲームの様子を見ていたはやての笑顔。
そしてその次に楽しそうにリィンやヴィータと遊ぶ星の笑顔。
「いや、IFの話をしても仕方がないか………」
俺は既に道を選んだ、自分の限界も分かっている筈だ。
そして今の俺が好きなのはやっぱり星、ライ、夜美なんだ。
「だけど出来る範囲なら力になってやるか………」
俺はそう独りごちた………
「………ただいま」
「あっ、お帰りバルト!!」
「お帰りなさい」
「おう」
午後19半過ぎ、家に帰ってきたバルトはなのはとヴィヴィオに軽く返事をして冷蔵庫からビールを取り出す。
「もう、また直ぐにビールですか?」
「1日の終わりはこれで締めるんだよ、お前も飲むか?」
「何度も言いますけど私、未成年です」
「本当に固いなお前………」
呆れながらビールに口をつけるバルト。
「くうぅぅ………旨い!!」
「バルトバルト、今日ね沢山の人と遊んだよ!!」
「ほう、それは良かったな」
「私の友達がたまたま居たんです。そこには地球の友達もいて………」
バルトの食事を準備したなのははヴィヴィオの隣に座りそう言った。
「今度は私と歳が近い子連れてきてくれるって!!」
「ほう………それは良かったな………」
「………反応同じ」
「そりゃあまり興味が無い話だからな」
「意地悪………でもなのはお姉ちゃん、次いつ来てくれるかな?」
「う〜ん、違う世界に住んでるからね………すぐは無理かな………」
「そうなんだ………でも楽しみ!!」
そう笑顔で言うとヴィヴィオに微笑むなのは。
(まるで母と子だな………)
ビールを飲みながらそんなことを思う。
「零治は約束守るよね?」
「れい……じ?」
「あっ、私の友達です。一応魔導師なんですけど地球に住むって決めているから別なんです」
「………」
「バルトさん?」
バルトはなのはの言葉に反応出来なかった。
(まさか………何の因果がか………やはり奴とは縁
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