暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第8話 ミッドに訪れて………
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を喋るはやてだが、違和感をかなり感じる。
しかし何だろう、ギャップが良いのか少し可愛く思えてきた………

「レイ………?」

外野からでも睨まれてるのが分かるのですが星さん………

「ヴィヴィオちゃん、かっ飛ばせー!!」
「おーう!!」

ともかくなのはとヴィヴィオの関係は良好である様だ。

「行くでぇ〜!!必殺、消える魔球!!」

さっきまでのキャラは何処に言ったのか、そう言って振りかぶって投げた。

「えっ!?ボールは?」

バスン!!

「えっ!?」

キャッチャーミットの叩く音が聞こえ、訳が分からないのかあたふたするヴィヴィオ。

「本当に消えた!!何で何で!?」
「どうや?これからははやての姉御と呼ぶんやで!!」
「うん姉御!!」

またもはやての部下が出来た瞬間である。

「はやてちゃん………?」
「そ、そんなに睨まんといてやなのはちゃん………」
「レイもですよ」
「そうだな」

未だにあたふたしてるヴィヴィオに俺は笑いながらさっきの消える魔球について説明することにした………







「何だよそれー!!」

消える魔球の秘密は、はやてがボールを投げたように見せ掛け、脇に上手く挟んで隠し、俺があたかもボールが受けた様に大きな音を鳴らすというちょっとしたイタズラだった。

訳を知ったヴィヴィオはやっぱりカンカンで俺とはやてを正座させて仁王立ちしながら説教を始める。
とはいえ3歳児の説教など、なのはや星の説教を受けてきた俺にとって可愛いものであり………

「分かったよ、よしよし………」
「なでなでするなー!!!」

どうしてもキャロや優理みたく接してしまうので、それがヴィヴィオのご機嫌を損ねてるみたいだ。

「………零治君ええ加減にして」

そんなやり取りを見ていたはやての足に限界が来ていたのだった………








「零治君、抱っこ………」
「お前な………」

やっと説教を終えたヴィヴィオだったがその影響ではやてが立てず、足をプルプルさせながら助けを求めている。
時間的には約30分少々なのだが、地面の上と言うこともあり、駄目だった様だ。
俺の場合は高町家で鍛えられてるので問題なかった。

「全く………」

流石にこのまま放置するわけにはいかなかったので抱き上げようとするが、正面から上げると向かいあった形になって恥ずかしい。かといってお姫様抱っこで持ち上げたらそれはそれで星に何をされるか分かったもんじゃない。

とすれば………

「こうすればいいんだな」
「あっ………」

俺ははやてを後ろから持ち上げた。

「れ、零治君………赤ちゃんみたいに持ち上げられてるみたいで恥ずかしいわ
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