第五百話 勝利ービクトリーーその十五
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幾ら攻撃を受けても平然としていた、だがそれでもだった。
七人での攻撃を止めない、そうしていると。
「次第にですね」
「そうですね」
ネモはファリアの言葉に頷いた、一撃離脱でその都度場所を変えながら攻撃を執拗に繰り出していた。
「ダメージを与えていっていることがわかります」
「少しずつでも」
「それならですね」
「このまま続けていきましょう」
「そう、攻撃をね」
それをとだ、エグゼイドも正面からスサノオの攻撃を防ぎそうして攻撃を何度も行いつつ二人に言った。
「していこう」
「そうしていけばですね」
「必ずですね」
「スサノオは必ず倒れるから」
そうなるからというのだ。
「攻撃をしていこう」
「わかりました」
「それでは」
二人も頷き激しく動きつつの攻撃を続けた、そうしていると。
遂にスサノオも身体のあちこちが傷付いて動きが鈍くなった、すると。
「今だ!」
「ここです!」
ライダー達もファリアもネモだった。
スサノオが動きを止めた瞬間にだった、一斉攻撃を仕掛けた。六人のライダー達のキックと二人の懇親の一撃がだった。
全てを決した、これでだった。
スサノオは完全に動きを止めた、そして攻撃を終えて自分達の前に揃った戦士達に対して満足そうに告げた。
「私の負けだ」
「そのことを認めますか」
「そうさせてもらう、満足させてもらった」
こうファリアに答えた。
「実にな」
「そうですか」
「そして私はこれよりライダーの諸君の世界においてだ」
スサノオは身体のあちこちから火を噴きつつ話した。
「君達と二十激しい戦いを行いたい」
「二十ですか」
「それで君達との戦いの区切りとしたい」
こう言うのだった。
「いいだろうか」
「二十か、わかった」
レーサーが答えた。
「ならそれだけ倒してやる」
「その意気だ、ではな」
「俺達の世界でだな」
「君達と戦おう、ではまた会おう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは大爆発を起こしその中に消えた、これでこの世界での戦いは終わった。
それが終わるとだった、ライダー達は変身を解いた。宝生は本来の姿に戻ってそのうえでファリアとネモに話した。
「これで終わったよ」
「この世界でのスサノオとの戦いはですね」
「これで完全にですね」
「そうなったよ、じゃあ今は勝ったことを喜んで」
そうしてというのだ。
「皆と楽しもうね」
「もう宴の用意は出来ている」
「そちらに入るとしよう」
鏡と花家も言ってきた。
「そしてだ」
「飲んで食べて祝うぞ」
「そうさせてもらいます、激しい戦いでしたが」
それでもとだ、ネモは微笑んで応えた。
「これで、ですね」
「終わったからね」
「そのことをですか」
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