第五百話 勝利ービクトリーーその十四
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最後の一体が倒された、その時には。
戦場には六人のライダーとファリアとネモだけだった、レーサーはその状況を見て微笑んだ声で言った。
「これは多いな」
「多いですか」
「ああ、充分だ」
ネモにその声で答えた。
「これだけいればな」
「スサノオにも勝てますか」
「充分だ」
こう言うのだった。
「もうな」
「そうですか」
「だからな」
それでというのだ。
「戦うぞ」
「これからの戦いも」
「これでこの世界では最後だしな」
「スサノオとの戦いで、ですね」
「そうなるからな」
「それじゃあ」
「戦うぞ」
こう言ってだった。
戦士達はあらためて身構えた、特にエグゼイドとブレイブ、レーサーは最強フォームになった。そして。
スサノオが出て来た、神は戦士達に言った。
「よくここまで残った」
「この通りね」
「ではだ」
エグゼイドに応えつつ言ってきた。
「これよりだ」
「最後の戦いをする」
「そうするとしよう」
「ここまできたんです」
ネモはきっとして言った。
「絶対にです」
「私に勝つのだね」
「そうしてみせます」
「神であろうともです」
ファリアも言ってきた。
「私達も意地と誇りがあります」
「人間のそれに賭けてです」
「貴方に勝ちます!」
ネモと共に言った。
「そうしてみせます」
「その意気だ、では来るのだ」
スサノオは楽しそうに応えた。
「これよりな」
「いいね」
エグゼイドが言ってきた。
「皆で戦おう」
「はい、スサノオにも」
「そうしましょう」
ファリアもネモも確かな声と顔で応えた。
「最後の最後ですから」
「この世界での神様とのそうした戦いですから」
「そうしていこうね」
「私達が正面を受け持つ」
ゲンムが言ってきた。
「だから君達はスサノオの横や後ろから攻めてくれ」
「そうしていいですか」
「僕達は」
「冷静に戦力を見てのことだ」
ゲンムはこうも答えた。
「私達の方が体力も防御力もあるからな」
「だから俺達が正面を受け持つ」
スナイプの声も冷静なものだった。
「陽動そして遊撃を頼む」
「俺達がそう簡単にやられないことは知っているな」
ブレイブも言ってきた。
「そうだな」
「はい、それはもう」
「これまでのことで」
「そうだろ、じゃあ俺達を信頼してな」
レーサーは二人に明るく話した。
「陽動と遊撃を頼むな」
「そうさせてもらいます」
「そうして戦っていきます」
「そう、その意気だよ」
パラドクスも言うことだった。
「じゃあ一緒にやろう」
「そういうことでね、では戦おう」
エグゼイドも言ってだった。
戦士達はスサノオに向かっていった、六人のライダー達が果敢
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