第五百話 勝利ービクトリーーその十三
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「何でも限りがあるわ」
「どんなものでも」
「それが神が繰り出す怪人でも」
今自分達が戦っているバグスター達にしてもというのだ。
「それでもよ」
「減っていくね」
「何時かはね」
そうなるというのだ。
「そして今回の戦いも」
「そうなってきたね」
「あと一押し」
シャナは攻撃を繰り出してバグスター達を倒しつつ話した。
「戦っていけば」
「バグスターはいなくなるよ」
「まだスサノオがいるけれど」
それでもというのだ。
「スサノオとの戦いに持ち込めるわ」
「そうなるね」
「私達も体力の限界だけれど」
それが見えてきたがというのだ。
「それでもよ」
「その限界までね」
「力を振り絞って」
そうしてというのだ。
「戦っていきましょう」
「そうしようね」
「そして」
シャナはさらに話した。
「悠二、いいかしら」
「どうしたのかな」
「少し前に出ましょう」
攻勢、それに出ようというのだ。
「今から」
「仕掛けるんだ」
「その時だ」
後方から鳳鳴が言ってきた。
「シャナ君の言う通りだ」
「ここはですね」
「君達のいる場所のメンバーは攻勢に出てだ」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「多くの敵を倒すべきですか」
「そうだ」
悠二に泰然として答えた。
「その時だ、ではいいな」
「わかりました」
悠二は鳳鳴の言葉に強い声で応えた。
「それならです」
「宜しく頼む」
「前に出ます」
「では攻めよう」
エレクもそこにいて共に戦っている、だからこその言葉だった。
「ここはな」
「宜しくお願いします」
「この時を待っていた」
バリアシオンも言ってきた。
「敵を思いきり攻められる時をな」
「ここで一気に攻めて敵を倒してだ」
レオンもいる。
「数を減らそう」
「この面子なら結構以上に減らせるな」
ギュスターヴは自分達と悠二それにシャナを見て言った。
「ならやってやるか」
「ただし無理は禁物だな」
ケーティーはこの時も慎重だった。
「そこはそのうえで攻めよう」
「はい、そうしていきましょう」
悠二はインコグニート師団の面々にも応えた。
「それで、ですね」
「敵を数を減らすぞ」
「わかりました」
あらためてエレクの言葉に頷いてだった。
七人で攻撃を仕掛け多くの敵を倒した、それは他の戦線でも行われバグスターの数を減らしていき遂にだった。
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