第二章
[8]前話
「俺達も毎日食べて飽きないだろ」
「そうだよな」
「それはね」
二人も言われて頷いた。
「そう言われたら」
「ご飯は飽きないな」
「それにふわりが食ってるのはトイプードル用のだろ」
まさに彼女の為のものだというのだ。
「だったら他のものを出すのはな」
「よくないか」
「そうなのね」
「そう思うからな、おやつは時々替えるけれどな」
それでもというのだ。
「ドッグフードはな」
「そのままか」
「それでいくのね」
「ミルクもな、ふわりも別に嫌そうじゃないだろ」
ケージの中の彼女を見て言った。
「そうだろ」
「そう言われるとな」
「そうね」
二人は今も尻尾をぴこぴこと左右に振りながらご飯を食べているふわりを見て話した、それはとても嬉しそうである。
「それじゃあね」
「これからもドッグフードはそのままか」
「そうしていこうな」
こう言ってだった。
洋介は食後食べ終わって丸くなろうとしているふわりのところに来てケージの上から笑顔で彼女に尋ねた。
「お前も今のドッグフードでいいよな」
「クゥ〜〜ン」
ふわりは満足しているという顔で鳴いて応えた、そうしてからゆっくりと瞼を閉じた。洋介はその彼女を見てこれからも今あげているドッグフードとミルクをあげていこうと決意した。
ドッグフードはそのまま 完
2022・6・24
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