第六話 エトワール、または舞台の踊り子その七
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」
「それはお互い様じゃない」
雪子は兄のその言葉にだ。彼女もシニカルな笑みになって返した。
「お兄ちゃんだって学校じゃ優しくて気品のある先生じゃない」
「そうだったかな」
「そうよ。それじゃあ同じじゃない」
こう言うのだった。その笑みで。
「私とね」
「ふふふ。兄妹で同じなのかな」
「そうよ。兄妹だから」
それでだとだ。その兄を見ながらだ。
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