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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
相手が悪い
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通じると思ってるのですか!?」
「ゴチャゴチャうるせーな!さっさと実力行使に出れば良いだろ!」
問答する事すら面倒になったリュカは、大柄な男4人を嗾ける様に促した!
それを聞いた1人が、勢い良くリュカに突進する……………が、見た目軽く平手打ちをしただけで、出入り口のドアを突き破り、外へと大きく吹き飛ばされた!
それを見た残り3人が一斉に襲いかかるが……………

「イオ」
誰も居ない壁に向けてマリーがイオを唱え、壁を天井ごと吹き飛ばし脅しをかけた。
「お!マリー…手加減が上手くなったね!」
「日々精進してますから!それにこんな所でイオナズンを唱えたら、私まで怪我しちゃうし!」
吹き飛んでしまった壁 (が有った場所)を見て、固まるオーナー達。
「おいコラ!さっさと払え!今すぐ払え!全額揃えて払え!」
今までボッタクりに対し、文句を言い渋る客は居ても、逆にボッタクろうとする客は居なかった…

オーナーは流石に相手が悪かったと判断し、被害を最小限に抑える事に転じる。
「た、大変申し訳ございませんでした。確かにお客様方に対しては、料金のご説明をしてませんでした。これは当方のミスでございます。従って今回は無料という事で…」
「え!?良いの?50000ゴールド払わなくて良いの?」
「はい!」
「アルル、良かったね…無料だってさ!」
リュカの顔に笑顔が戻る…
それを見たオーナーの顔にも危機が去った事への安堵が見える…

「じゃぁ、僕の歌を聴いた料金を払え!500000000ゴールドだ、払え!!」
危機は去っていなかった!
満面の笑みでオーナーに近付くと、肩を抱き支払いを要求するリュカ。
「な、何を…当方は譲歩したではないですか!」
「それはそっちの勝手だろ!?こっちは請求を止める気は無い!払え!」
リュカが交渉に応じる気の無い事を悟るオーナー…
「ぐっ…しょ、少々お待ち下さい」
オーナーは従えた男達に目で合図を送ると、彼等は急ぎ劇場から出て行った。



「一体何事や!急にウチを呼び付けて…」
先程慌てて出て行った男に連れてこられたのはエコナだった!
エコナはリュカの姿を見るなり、バツが悪そうに顔を顰め目を逸らす。
「お忙しいところ申し訳ございません!実はこの方達がとんでもない言い掛かりを付ける故、エコナ様のお力を頼らせてもらう次第です」

「………何があったんや………?」
可能な限り関わりたくない…
そう思うも、この町の長として問題事から逃げるわけにもいかず、渋々劇場オーナーの話を聞く事に…
よりによって相手はリュカだ!
エコナも劇場側に原因があるだろうとは思っている…
だが問題を大きくしたのは、間違いなくリュカである事も見当が付いている…
リュカは手加減しないだろう…例え相手がエコナ
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