第六話 エトワール、または舞台の踊り子その二
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た。
「好きなだけやっちゃっていいから」
「わかったよ。それじゃあね」
「それとね」
雪子は頷く、表情だけは端整な兄に言っていく。
「もう一組塾に来たから」
「また幼馴染のかい?」
「そう、空手部のね」
そこのだというのだ。
「知ってるかな。道場を継ぐ」
「確か江崎君とかいったかな」
「そう、それと宮本ね」
その二人だとだ。雪子は一郎に邪な笑みのまま話す。雪子は今は屋上のネットを後ろにしてもたれている。青空を背にしているがその青さは今は黒に覆われている。
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