第五話 愛の寓意その十二
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「聞いています」
「お兄さんが顧問の料理部にいまして」
「料理部にですか」
「料理部のホープなのです」
「そこまでお料理が上手なのですか」
「何でいたら召し上がられてはどうでしょうか」
先生は十字の真相を知らずに彼に提案した。
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