216 黒魔術の魔女、ラ・ヴォワザン
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受け継いでるのよ!私に神の攻撃をしたって無駄ね」
(な・・・!!だから光江ちゃんの御守が完全に効かなかったのね!)
光江の御守は神戸にある神社の能力が入っていた。神の能力を利用して彼女は戦っているのだった。
「命が惜しかったら剣を渡しなさい!どっちにしても抹殺するけどね」
かよ子達藤木救出班はラ・ヴォワザンとその分身と戦い続けていた。
「ま、まる子〜!!」
友蔵はまる子の元へ急ぐ。まる子は小政と共に一人のラ・ヴォワザンと相対していた。
「まる子、大丈夫か?」
「おじいちゃん!」
「何、余所見してるのかしら!」
ラ・ヴォワザンが毒入りの瓶の蓋を開ける。
「危ない!」
友蔵がまる子を抱えた。
「お、おじいちゃん・・・」
「ええい!」
小政が居合斬りで、ラ・ヴォワザンを両断する。
「やったか!?」
しかし、その魔女は分身だった。人形が真っ二つにされていた。まる子と友蔵は毒を浴びる。
「う、うう・・・」
「二人共、しっかりせい!」
小政が駆け寄った。
「この毒を何とかせねば・・・!!」
かよ子は石松と共にラ・ヴォワザンを狙う。
「山田かよ子!某の刀を写しとれ!」
「うん!」
かよ子は石松の刀に杖を向け、剣に変化させた。
「いけえ!」
「ふん、まずはその能力を消してやるわよ!」
ラ・ヴォワザンは毒の瓶を出す。
「させるか!」
石松が刀を振るう。剣圧で瓶を持った彼女の腕が斬られた。石松はその瓶を腕ごと手にする。
「形成逆転だ!」
石松は瓶の蓋を開けてラ・ヴォワザンに浴びせた。
「それで終わりと思ったら間違いだよ」
ラ・ヴォワザンはもう片方の手で黒い穴を出し、毒を吸収しようとした。
「させないよ!」
かよ子は剣を振るう。
(これで決まれば・・・!)
「おおっと、近づいたらあんたごと吸うわよ!」
かよ子は吸い込まれそうになる。
「くう・・・!!」
「や、山田かよ子ー!!」
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