216 黒魔術の魔女、ラ・ヴォワザン
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。だが、のり子の人形、キャロラインの念力にブー太郎の水の石で粉砕させた。
「ブー太郎、のりちゃん、ありがとう!」
かよ子は二人に例をする。
(こうなったら・・・!)
かよ子はリュックから花火を出した。
「おおっと!」
ラ・ヴォワザンは慌ててかよ子から離れる。
「逃げても無駄だよ!」
かよ子は花火に杖を向け、火薬を操る能力を得る。爆弾を後退したラ・ヴォワザンに向けて投げつけた。ラ・ヴォワザンが爆発に巻き込まれる。
「やった・・・?」
ラ・ヴォワザンはその場にはいなかった。しかし、そこにあったのは木でできた人形だった。
「人形・・・?もしかして、今の偽物!?」
かよ子は自分が今倒したのは本物の魔女でないと気づいた。その時、のり子の人形が喚起する。
「皆、ラ・ヴォワザンは自分の分身を作り出して襲うつもりよ!」
「何!?この!」
関根は刀を振るう。その剣圧で周囲の地面を粉砕させた。
「空中か!」
関根は見上げる。ラ・ヴォワザンが複数人、上空から襲う。
「く!」
次郎長も刀を振るう。全員を瞬間移動させた。
「皆の者!どれか本物か偽物か分からん。別れて戦うぞ!」
「うん!」
皆はそれぞれのラ・ヴォワザンと個別に戦闘を行う。
「奴は合計11体おる・・・。1体が本物で残りは身代わりか!」
かよ子は石松と組んで戦う。
こちら杯の奪還に向かうゆりと四人の女子高生達の部隊。鯉沢や政美などの探知より敵との交戦の準備を万全にしていた。皆は列車から降りて敵の来る方向を確認する。
「準備はいいかしら?」
「おうよ、んじゃ、うちから行くけえ!」
鯉沢は銃から光線を放つ。地面が砕かれる。光江の御守も光る。
「動けなくしたわ!」
「私が行くわ」
ゆりが突進する。ゆりはアンクレットで体内に毒を精製させた。標的は女だった。ゆりは拳を女に突刺そうとしたが、寸前のところで避けられた。
「おおっと、危ないわね・・・」
「貴女、誰なのよ?」
ゆりは問答した。
「私・・・?ボリシェヴィキを支持するエカチェリーナっていうのよ」
女は自己紹介した。
「レーニンから聞いたわ。貴女達が剣を奪った集団ね」
「だとしたら?」
「ここで纏めて消すわよ」
エカチェリーナは今度は自らゆりに突進する。ゆりは武装の能力で防ぐと共に彼女を殴る準備をする。だが、先程の彼女の行動が頭によぎった。
(そういえばさっき光江ちゃんの御守で動けなかったはず・・・。どうして私の攻撃をかわせたの?)
ゆりは光江に向かって叫ぶ。
「光江ちゃん、御守で動けなくしたわよね?」
「はい!」
「エカチェリーナは動けてるわよ!」
「え、ええ!?」
「私はキリスト教を支持するけど、夫は神を信じないのでね、その意志も一部
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