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ライブジャスティスシリーズ
十香ラストティアー/戦いの果ての結末
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郎、大丈夫かい?!」
翔太郎「全身の節々が痛ェ……」
フィリップ「ああ、そう言えば物凄い骨の曲がり方してたよね」
士道「翔太郎さん、送りますよ」

すると……

プルルル

士道「誰だ……」

スタッグフォンからコールをかけたのは……

澪「見てたわよ、終わったんだね……」
士道「ああ、全部終わった……」

すると澪は悔しそうな顔で士道の前に隣界の扉を出現させる。

澪「すぐに戻って……手遅れになる前に……」
士道「どういう事だ!!」

その言葉と共に出現する扉……焦燥する士道……

翔太郎「行ってやれ」
士道「翔太郎さん……でも……」
翔太郎「なぁに、俺の事は心配しなくていい、ハナからこんなのは慣れっこだ」
フィリップ「翔太郎はリボルギャリーで僕が運ぶ、君は早く十香ちゃんの所へ」

背中を押す、フィリップと翔太郎。

士道「翔太郎さん、フィリップさん、ありがとうございました!!」

士道は2人に一礼し、扉を開けて隣界に向かった。

ガターーン!!

士道「十香!!」

扉を開けたそこには……

鏖殺公(サンダルフォン)を手に傷だらけの部屋に佇む十香がいた。

士道「何があったんだ……」

十香は振り向いて、口を開く。

十香「シドー……私……」

ガタッ!!

士道「!!!!」

十香は士道をいきなり押し倒した。

そして士道が見たのは……

身体がガラスの様に透明になり、大粒の涙を流す、十香だった。





十香「助けて……私……消えたくない……消えたくないよぉ……」

士道「十香……まさか……」

澪「そのままの意味だよ、士道」


士道は余りにも衝撃的な事を知る。

澪「ごめんなさい……あらゆる手を尽くした結果がこれ……魔王の力とガイアメモリの毒素が想定以上に酷く浸食していて、私の手ではどうにもならなかった……十香はもう……長くないわ……」
士道「なんだって!!じゃあ、この部屋の状況は……」

澪「さっきまで話を聞いて自暴自棄に陥ってた証拠なの、もう、士道には会えないって……」

士道「そ、そんな……」

士道は十香を抱きしめ、絶望する。

士道「俺は……お前を救ったのに……こんなの……最低な結末だよ……」
十香「シドー……私は……もう一緒には居られない……ごめんね……約束……守れなくて……」

澪は2人に頭を下げる。

澪「十香はこの世界であと1日しか存在できない、最後に私が望みを叶えてあげたい。最後にやりたい事、私に教えて!!」

十香は少し考えると望みを伝えた。




十香「私……シドーと……桜が見たい……」

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