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おぢばにおかえり
第七十話 詰所はお家その六

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「ですから」
「あそこにも行ってなのね」
「楽しんでます、あとです」
「あと?」
「難波駅からそのなんばパークスに行く道は今ラーメン屋さんが連なってるんですよ」
「そうなの?」
「はい、それで美味しいお店ばかりで」
 私を見て言ってきました。
「そちらもどうですか?」
「ラーメンね」
「先輩ラーメンお好きですか?」
「結構ね」 
 正直嫌いな人も少ないと思います。
「お醤油もお塩もね」
「僕は豚骨も好きです」
「そちらも捨て難いわね」
「九州に行った時はよく食べました」
「ああ、博多ラーメンね」
「あれが美味しいんですよね」
 今度は満面の笑顔でした。
「ですから豚骨もです」
「好きなのね」
「お味噌も食べますけれどね」
「好き嫌いないのね」
「ですが基本はお醤油ですね」
 こちらのラーメンだというのです。
「それで次に豚骨ですね」
「結構豚骨好きなのね」
「あのこってりとした味と白いスープが」
「そうなのね」
「だから長崎ちゃんぽんも好きです」
 こちらは厳密に言うとラーメンではないですがそうだというのです、豚骨スープに沢山の具と太い麺は私も好きです。
「九州に行ったら豚骨ですね」
「結構九州に馴染めそうね」
「元々母も祖母もそっちですからね」 
 その九州の人だというのです。
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