第五百話 勝利ービクトリーーその七
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「私の攻撃に巻き込まれてもな」
「もう巻き込むこと前提なんですね」
「私の技はどれもそうだからな」
梅雨にも平然として答えた。
「だからだ」
「もうそれは当然ですか」
「そうだ、だからそれが嫌なら逃げてくれ」
あくまでこう言うのだった。
「いいな」
「ああ、じゃあそうするな」
勝己も渋々ながら頷いた、そうしてだった。
戦士達は戦いを続けた、勝己も交代の時になると下がった。その後方では戦士達は休息を摂っているが。
雷真は寝る前に言った。
「大事なことはだ」
「何ですか?」
いろりが尋ねた、小紫も一緒である。
「休むことだ」
「だから姉様もですか」
「休ませている」
見れば夜々はそうしている。
「こうしてな」
「機械でもですか」
「私達はそうですが」
いろりだけでなくその小紫も言ってきた。
「休むこともですか」
「大事ですか」
「メンテナンスもしないとだ」
さもないと、というのだ。
「機械も壊れるな」
「はい、確かに」
「それを怠りますと」
「夜々もそうさせたしな」
だからだというのだ。
「お前達もだ」
「メンテナンスを受けて」
「休むことですか」
「そうしろ、だからいいな」
今はというのだ。
「メンテナンスを受けて休め」
「わかりました」
「そうさせてもらいます」
「そちらのことも人が揃っているしね」
犬屋敷も言ってきた。
「僕も受けているしね」
「だからですね」
「私達もですね」
「それを受けてね」
メンテナンスをというのだ。
「休んでね」
「はい、それじゃあ」
「今から」
「俺は寝る」
雷真は自分はそうすると述べた。
「俺も手当てを受けたしな」
「人間のメンテナンスですね」
「それを受けましたね」
「そうした」
実際にというのだ。
「だからな」
「私達もそうして」
「戦いに備えますね」
「まだ続く」
戦い、それはというのだ。
「だから尚更だ」
「今回も長くなりますね」
総二もいて言ってきた。
「戦いは」
「間違いなくな」
「だから本当にですね」
「休める時に休まないとだ」
「戦えなくなりますね」
「戦いたいならだ」
「やっぱりですね」
こう雷真に話した。
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