第四話 インノケンティウス十世像その七
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事務員は唸る顔で述べた。
「どうやら凄い子が入って来たみたいね」
「そうね。理事長も喜ぶわね」
「そんな凄い子が入って来て」
ここで事務員達はこの塾の理事長の話をはじめた。
「鼻が高くなるんじゃないの?」
「絶対に凄い大学に入られるしね」
「それで理事長は今どうしてるの?」
十字の試験官だった事務員が同僚にだ。その理事長本人のことを尋ねた。
「まだこの塾にいるの?」
「乗用車はあったからそうじゃないの?」
「駐車場にベンツあったわよ」
それが彼の愛車らしい。ベンツが。
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