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レーヴァティン
第二百五十二話 統一を経てその二

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「最強の軍となり」
「魔神にも勝てるぜよ」
「そうなる、そして何としても魔神のことをだ」
 敵であるこの存在をというのだ。
「調べる」
「そのことですが」
 紅葉が難しい顔で言ってきた。
「どの様な文献にもです」
「やはりないか」
「はい」
 英雄に困った顔で答えた。
「今のところですが」
「ではな、最後の手段だ」
「神託ですね」
「それを伺おう」
「そうしますか」
「朝廷に赴いてな」
 そのうえでというのだ。
「あちらに座す神々からだ」
「神託を伺いますね」
「そうする、あちらには八百万の神々が座している」
「そして然るべき時に神託を授けてくれます」
「そうだからな」
 そうした場所だからだというのだ。
「今が知る時ならな」
「神託を授けてくれますね」
「そうしてくるからな」
 だからだというのだ。
「ここはだ」
「神託を伺いますか」
「そうする」
 まさにというのだ。
「ここはな」
「その時が来たのですね」
「暫くはここで政を続けるが」 
 蝦夷でというのだ。
「土台が出来てだ」
「軌道に乗るまでは」
「そうするが」
「それが終われば」
「その時はな」
「大坂に戻り」
「そしてだ」 
 そのうえでというのだ。
「都に神託を伺う」
「そうしますね」
「そしてだ」
「海の魔神のことを伺いますね」
「時が来たというのなら」
「今それが下りますね」
「そうなるからな」
 この世界では信託はそうしたものが機が来ればそれが下り知ることになるがそうでなければそれこそうんともすんとも言われないのだ。
「だからな」
「大阪に戻れば」
「そこで聞く」
 都に赴きというのだ。
「俺達全員が御所に参ってな」
「そうしますね」
「その時はな、あちらには歴代の帝も神々として座しておられる」
 起きた世界での歴代の天皇の方々もである。
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