第四話 インノケンティウス十世像その六
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ったのだった。
「髪だって金色で。天使みたいだわ」
「天使ですか」
「ハーフよね。それでなのよね」
何処か芸能人を見る様な感じの言葉になっていた。
「君そんなに奇麗なのよね」
「確かに僕はハーフです」
このことはだ。十字も認めた。
「父はイタリア人で母は日本人です」
「そうなの。やっぱりハーフなの」
「両親は今はイタリアにいて別々に暮らしています」
このこともだ。十字は述べたのだった。
そしてそのうえでだ。また言う彼だった。
「ですが天使と仰いましたが」
「ええ。とても奇麗だから」
ついそう言ってしまったというのだ。
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