第十一幕その四
[8]前話 [2]次話
「凄くね」
「王様身体柔らかいよね」
「もうぐにゃぐにゃしてね」
「蛸みたいだね」
「ええ、そのこともダンスに大きいわね」
「全くだね」
「ほっほっほ、毎日踊っておってな」
その身体の柔らかい王様の言葉です。
「ストレッチもしておる」
「だから身体が柔らかいのね」
「毎朝と寝る前にダンスの前の準備体操とじゃ」
それにというのです。
「寝る時もそうしたらよく寝れるからのう」
「ストレッチをしたら」
「それをしてミルクを飲むとじゃ」
そうすればというのです。
「これがじゃ」
「よく寝られるのね」
「朝までいい夢を見られてな」
そうしてというのです。
「ぐっすりじゃ」
「そこまでなのね」
「だからじゃ」
それでというのです。
「わしはストレッチもじゃ」
「しているのね」
「旅行の時もな」
この時もというのです。
「まず起きたらな」
「それをして」
「寝る時もな」
このときもというのです。
「同じじゃ」
「そうなのね」
「旅行の時もわしは歌って踊る」
だからだというのです。
「そうしておる」
「ストレッチをしてこそ」
「身体がほぐれてあったまってな」
「身体も柔らかくなって」
「いいダンスが出来るのじゃ」
「そうなのね」
「何でもやっていれば自然に上手になるが」
それでもというのです。
「やはり準備体操はしておくことじゃな」
「そうしたらよく動けるのね」
「オズの国では怪我はないが」
それでもというのです。
「しっかりとすれば身体がほぐれる」
「そういうことね」
「そうじゃ、では今度はそのストレッチを讃える歌とダンスをするか」
「今度はそちらね」
「うむ、その気分になったからのう」
だからだというのです。
「それにするか」
「本当に歌とダンスが好きね」
「好きだからする、そしてするからな」
「上手になるのね」
「そういうことじゃよ」
こう言ってでした。
王様は今度はストレッチについての歌とダンスを楽しみました、今度はサンバ調のもので歌もそうでした。
それが終わった時に王様は言いました。
「そろそろお昼じゃな」
「ええ、その時間ですね」
王子が応えました。
「もう」
「そうじゃな」
「さて、今日のお昼は何か」
「ローストビーフにです」
王子はまずメインディッシュから答えました。
「鱈のムニエル、マカロニグラタン、ほうれん草とトマトと烏賊のオリーブ炒めに林檎とチーズを生ハムで巻いたものです」
「そうしたものか」
「そしてパン、デザートはパンケーキです」
「パンケーキならじゃ」
そう聞いてです、王様は目を輝かせて言いました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ