第五百話 勝利ービクトリーーその三
[8]前話 [2]次話
「そしてだ」
「神にも勝つ」
「そうしていくことだな」
「絶対にな、では戦うとしよう」
ギルタンは身構えた、そうしてだった。
バグスター達に仲間達と共に向かった、そのうえで激しい戦いに入った。
戦士達はバグスター達を倒す、しかし。
敵は倒しても倒しても出て来る、そして遮二無二といった風に攻撃を浴びせてくる。その攻撃を避けて守りつつだった。
戦士達は戦う、エレンはその中で言った。
「こうした時敵に知能がないとです」
「助かるな」
「こちらの動きを読んで動きませんので」
こうレダに話した。
「ですから」
「その分だな」
「楽です」
「それに感情もだな」
「ないので」
このこともあってというのだ。
「有り難いです」
「知能と感情がないとだ」
レダも言った。
「只の駒だ」
「はい、暴れるだけの」
「力は強くとも」
それでもというのだ。
「お互いに連携することもなくだ」
「本能でそうするだけの」
暴れるだけのというのだ。
「そうした存在なので」
「数を活かすこともない」
「ですから」
それ故にというのだ。
「私達もです」
「そこを衝いて有利に戦えます」
「そういうことだな、では戦っていこう」
「そうしていきましょう」
「敵が幾ら多くても」
ファリアも言った。
「それでもです」
「そうですね、僕達にはその数に勝る武器があります」
ネモが応えた。
「個々の強さと」
「仲間の人達との絆です」
「その二つがありますね」
「ですから」
そうした武器があるからだというのだ。
「戦えます」
「これだけの数の敵にも」
「この通りです」
言いながらバグスター達を一撃で倒していく。
「出来ます」
「そうですよね」
「倒していき」
そしてというのだ。
「食事や休憩もです」
「摂りながら」
「戦っていきましょう」
「そう、先は長いからね」
後方から明日那が言ってきた。
「そうしたこともよ」
「しっかりとですね」
「摂っていってね」
「はい、そうしていきます」
ファリアもネモも他の面々も頷いた、そうしてだった。
戦士達は戦いつつ食事も摂り休憩もした、それでヒデヨシも今は寝袋に入ろうとしたがその前にふと言った。
「そういえばだけれどね」
「どうかしましたか?」
「いや、今日のおでんだけれど」
ラストオーダーに応えて話した。
「また美味しかったわね」
「私が作ったんですが」
なでしこが言ってきた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ