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太ったからこそいい
第一章
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な」
「好きなの」
「服を着てたらわからないけれど」
 太っていることがというのだ。
「それが脱いだらな」
「そうしたスタイルなのがなのね」
「好きでな、それで最近な」
「毎晩なのね」
「そういうのが一番そそられるんだよ」
 小五郎は笑ってこうも言った。
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