第百二十二話 闇、近付くのことその八
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」
「誰だったでしょうか」
ゲーニッツの笑みが思わせぶりなものになった。
「あの自然に帰れという言葉は」
「あれか?確か」
「フランスの哲学者だったでしょうか」
「何とかいったな」
首を捻りながらだった。社は話す。
「名前は忘れたがな」
「貴方も高校は出ておられましたね」
「ああ、出てるさ」
それはだというのだ。
「ちゃんとな。ただな」
「それでもですか」
「正直人間の世界の勉強なんてのには興味がないんだよ」
それもだ。全くなのだ。
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