第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその十四
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「俺でも」
「そうだね、だからね」
「それで、ですか」
「だからね」
それでというのだ。
「僕もそう思ってくれているなら」
「嬉しいですか」
「そうだよ、信じてくれるから」
それならというのだ。
「頑張るよ」
「そうしてくれますか」
「これからもね」
「そうですか、それじゃあ」
「これからもね」
「戦いますね」
「訓練もね」
これもというのだ。
「していこうね」
「戦う前に」
「そうしていこうね」
「訓練しましょう」
アスタが目を輝かせ右手を拳にして顔の前に出して言ってきた。
「もう身体動かしたくてウズウズしているんですよ」
「また随分と元気だな」
「こいつはいつもこうだ」
ヤミがレダに答えた。
「訓練なり戦いなりだ」
「身体を動かすことがか」
「ああ、何より好きだ」
「考えるよりもか」
「考えることは駄目だ」
ヤミはアスタについてこうも言った。
「つまりだ」
「馬鹿なのか」
「そういうことだ」
煙草を咥えたまま答えた。
「だがそういう奴だからな」
「いつも助けてもらっています」
土御門静が微笑んで言ってきた。
「世界は違いますが」
「それでもか」
「頼りになる仲間で」
そしてというのだ。
「お友達です」
「アスタさんとお知り合いになれてよかったです」
葉月も微笑んで話した。
「本当に」
「友達か」
「そうです」
「そうか、私もな」
レダはここでかつての仲間達のことを思い出して話した、そしてそれから今の仲間達のことを思い出した。
「仲間がいるな」
「お友達がですね」
「そのことがだ」
レダは葉月にさらに話した。
「有り難い」
「これからは世界が違ってもです」
それでもというのだ。
「お友達になれます」
「そうなのだな」
「多くの素晴らしい人達と」
「そうだ、俺達は仲間でだ」
アスタも言ってきた。
「そしてだ」
「そのうえで、だな」
「友達だ」
「お前と私もだな」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「仲良くな」
「一緒にだな」
「訓練もして食って遊んで」
そうしてというのだ。
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