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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第百二十一話 張勲、昼に寝るのことその八

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 叔母と姪は天幕の中にいて休む。そうして昼を過ごすのだった。
 そして夜だ。ビッグベアが少し面白くなさそうに言っていた。
「何ていうかな。夜に酒を飲めないっていうのはな」
「だよな。ちょっともの足りないよな」
「全くだよ」
 彼と一緒にいるホアと王も彼の言葉に頷く。彼等は彼等で車座になり有色を食べている。そうしながら仲間うちで話をしているのだ。
 その中で巨大な牛肉を食べながらだ。ビッグベアは言う。
「この時間だと昼に酒を飲めっていうんだな」
「だよな。夜に敵が来るのならな」
「そうなるよね」
「昼に飲むってのもなあ」
 ビッグベアはそのことについて難しい顔で述べる。
「何か違うんだけれどな」
「俺は何時でも飲むけれどな」
 ホアはそこは違っていた。
「戦いになったら飲むからな」
「ホアさんのお酒って中に何が入ってるの?」
「何って普通のタイの酒だよ」
 ホアはこう王に話す。
「特に何のおかしなところもないな」
「ふうん、そうなんだ」
「じゃあ何だって思ってたんだよ」
「いや、蝮酒か何かじゃないかって思って」
 所謂強精酒である。
「そういうのじゃなかったんだ」
「本当にただの酒だぜ」
 ホアはそれは間違いないと話す。
「王も飲んでみるか?今度な」
「うん、じゃあその時に」
「俺も貰っていいか?」
 ビッグベアはホアに自分もだと頼んだ。
「酒は嫌いじゃないしな」
「ああ、じゃあそっちも酒用意してくれるか」
「ビールでいいよな」
「いいぜ。それじゃあな」
「ああ、この戦いが終わったらな」
「僕もお酒用意するからね」
 二人もそうなら王もだった。
「台湾のお酒ね」
「ああ、そういえば王はそこ出身だったよな」
「そうだよ。台湾人だよ」
「リーの爺さんと同じなんだな」
 ビッグベアはここで彼の名前を出した。
「台湾出身だからな、あの爺さんも」
「台湾人も結構多いでしょ」
「意外とな。チンのおっさんもだしな」
 それは彼も同じだった。台湾人なのだ。

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