リュカ'sキッチン レシピその4「言い分はカレーに無視する」
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20万Gを貸し付ければ良いんですね!?」
「うん!(笑顔)」
リュカ様の眩しい笑顔で、この部屋の空気も明るくなった。
「じゃぁ年利1.0%で良いですか? かなり破格ですg」
「お馬鹿!」(バシッ!)
「痛ぁ! な、何すんだよ!?」
「ウルポンのお馬鹿!」
突如リュカ様の平手打ちが閣下に炸裂。
先程スカラで防御力が上がっているのに、かなり痛そうだ。
いったい何が不満なのだろうか?
「お前の役職は何だ、言ってみろ!」
「はぁ? 俺はこの国の宰相兼国務大臣だ!」
そうだった、忘れがちだが兼務してるんだったわ。
「って事はお前は公務員だろ!」
「それが何だ!?」
うん。それが如何したのだろうか?
「金銭を商品として、それで利益を上げる……これは立派な商売だ! 公務員の副業は禁止されている!」
「お……お前、俺に『金貸せ』って言ったじゃねーか!」
確かに言ったわね。
「『金貸せ』とは言ったが、副業しろとは言って無い」
「え……何? それは利子を摂っちゃいけないってこと!?」
嘘でしょ? 20万G借りておきながら、全額無利子なの!?
「当然だ! 利子が付くならお前なんぞからは借りん」
「じゃぁ貸さねーよ!」
そうなるわね。
「じゃぁ飲食代を支払え! 今すぐ20万Gを支払え」
「な、何でそうなるんだよ!」
「20万Gが必要だからだ!」
「そっちの都合じゃねーか!」
「お前の都合になんか合わせてられるか!」
「一方的……そして理不尽すぎ!」
解っていた事だろうに……今更だなぁ。
「まぁ待て。お前にも特典はある」
「20万Gも出すんだから、それなりだろうな!?」
何だろうか? “肉じゃが生涯無料券”か? ……いやパンチが弱い。20万Gと釣り合わないわ。
「ふっふっふっ……聞いて驚け! 何と『リュリュにセクハラし放題』だ! どうだ、魅力的だろう」
「いらんわ馬鹿! もう既にセクハラなんぞしまくっている」
「な、何だとぅ……僕の大事な娘に、セクハラしてるだとぅ!? 許せん、慰謝料を請求する!」
「こ、こいつ……今更……」
分かっていた事だろうに。
「あ〜……因みにリュカ、幾らほど慰謝料請求するのかしら(笑)」
「え〜……僕の大事な娘にセクハラだよぉ〜……そりゃぁ……ねぇ」
その大事な娘へセクハラする権利を与えようとした件は如何なった?
「はいはい、分かってる。分かってますよ! 慰謝料も20万Gなんでしょ、どうせ!」
「お馬鹿!」(バシッ!)
「何で、また!?」
「僕の愛娘が、そんなに安い訳ないだろ! 20兆Gだ!」
「
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