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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十一話
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りから色が変わっていく。
有機的なデザインだが、形も変わり、意匠も変化する。
深紅から純白。
背中の機械的なスラスターユニットが機械的な翼に置き換わる。
白龍皇の光翼。
「換装? 赤龍帝の籠手だけじゃなかったのか?」
あ、しまった。
思わず声を出してしまった。
とっさに木の陰に隠れる。
奴がこちらを向く。
ハイパーセンサー並みの探知力じゃねぇか?
マルチサイトで確認すると奴はこちらをじっと見つめている。
地面に穴を掘ってマルチサイトで見れば良かった。
迂闊すぎたかな。
奴の姿が再び赤く染まる。
ブーステッドギアとディバインディバイディングの能力を瞬時に入れ替えれるのは厄介だ。
(Boost! Boost! Boost! Boost!)
サイオン波を伴う機械音。
同時に奴が輝く左手で虚空から巨大でメカニカルな外見のライフルを取り出す。
見たことのない機種。
たぶんファントムタスク製。
(Transfer!)
奴の左腕の輝きがライフルに移る。
譲渡だ。
「やっべ」
奴がこちらに銃口を向ける。
「問答無用かよ?」
飛行術式で飛び上がりながらカンヘルを纏う。
一瞬の後。
俺が居た場所をレーザーのギロチンバーストが薙ぎ払う。
シュボッと線状に火が上がる。
ゴポリと山頂が溶ける。
「おいおい待ち給えよ」
周囲にあらゆる周波数で通信する。
「俺は君と敵対するつもりはないよ?話し合おうじゃないか」
しかしその返答は射撃だった。
(Boost!)
サイオン波を伴う機械音は聞こえるがレーザーライフルへの力の譲渡はせず通常射撃で乱射してくる。
3秒に一発。けっこういいレーザーライフルじゃないか。
とはいえライフル自体が大きいため、射線は簡単に読めるし0.5秒くらいのチャージタイムがある。
「もしもし?聞こえてるかな?返事してくれないかな?」
射線に乗らないよう小刻みに機体を動かしながら距離を詰める。
あと1800メートル。
見たところ連射力には優れてるがあのレーザーライフル大した威力じゃねぇな。
さっきのプロトンビームじみたレーザーは倍加4回を譲渡した結果。
つまりあのレーザーライフル自体の威力はさっきの疑似プロトンビームの16分の1しかない。
せいぜい艦艇に搭載される対空レーザー並だろう。
問題は2つ。
奴の能力が未知数だということ。
そして、奴は時間をかけるほど強くなるということ。
さっきの4連ブーストを見るにけっこうブーステッドギアの力を使いこなしている。
つまり結論は。
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