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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十一話
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制圧して管理下に置いたファントムタスクの研究所にいったん量子ワープし、そこから高速巡航でルクーゼンブルクまで飛んだ。
日本とルクーゼンブルグの時差はおよそ7時間。
まだくらい真夜中。
結局、”奴”を遠巻きに見ることにした。
現在地はルクーゼンブルクの一角。
山の中だ。
タイムクリスタルは本来ISの基幹要素だが、現在のオリジナルコアや量産コアには使われていない。
入れても良かったが、無くても完成させれたので入れていない。
まぁ、最初にISコアを作ったときはこのルクーゼンブルクまで来る方法が無かったからってのもあるんだけどね。
というわけで、タイムクリスタル鉱床がこの地下に有りはするが、まったく開発されていない。
鉱床近くの山のてっぺん。
その木陰に伏せて待ち伏せる。
「お?来なすったかな?」
衛星軌道にバラ撒いた監視衛星からの映像をウィンドウに映す。
亜音速でこっちに向かってきている。
そちらの方角から確かにプレッシャーが近づいてくる。
「さて…タイムクリスタルを奪う気なら土地ごとふっとばすだけだが」
ここら一帯に人はいない。俺と奴以外。
「おお、そうそうそんな形だったね」
奴は赤い鎧に身を包んでいる。
赤い、竜を模した、鎧。
「ブーステッドギア・スケイルメイル」
それを纏った人間。
この世界には存在しない作品を模した鎧。
導き出される結論はただ一つ。
「俺以外の転生者、か」
仲良くは...できなかったら仕方ないかな。
奴は先遣隊だ。
その証拠に後続にIS2機、工兵隊が続いている。
事前情報では戦闘員は赤龍帝(仮)だけのはずだが、まぁあちらさんにも色々あるのだろう。
今のファントムタスクはわりとごちゃっとしているらしい。
最大派閥は首魁ヴィーティングと研究施設を失い瓦解。
それによって抑えられていた過激派が主導権を握ろうと内部分裂寸前。
戦闘員もIS部隊一つが抜けて派閥争い中。
観察していると、奴は空中で静止した。
彼我の距離約2km。
奴がおもむろにフェイスマスクを解除した。
そのマスクから覗く顔は女だった。
イデアを覗いても女だ。
成端な顔立ちの女だ。
髪型はわからんがブロンドで、青眼の、絵に描いたような美女。
ヘッドセットをつけている。
「ん?日本人じゃないのか?」
ブーステッドギアスケイルメイルを特典に選ぶあたり日本人だと思ったんだが…。
それにさっきからイデアを覗いているが気づかれてない。
呪術的な防御はしてないのか?
そう思った瞬間、女の鎧が塗り替わる。
胸の、心臓のあた
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