第百二十一話 張勲、昼に寝るのことその二
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りを見ろってことですのね」
「大将は迂闊に前線に出たら駄目でしょ」
何かあってはそれで指揮に支障をきたすからである。それは時と場合によるが袁紹はとかく常に出たがるから問題だというのだ。
「まして水軍の指揮なんて未経験なのに」
「ですからわたくしは戦は」
「未経験だと問題があるに決まってるでしょ。けれどもういいから」
「天幕に戻るのでして?」
「そうしましょう。お茶とお菓子を用意してあるから」
「わかりましたわ」
ようやく袁紹も頷きだ。そうしてだ。
袁紹も孫策も引いた。そうしてだった。
連合軍は全軍で待っていた。敵が来るのを。
そして敵の方もだ。彼等の陣でだった。
于吉がだ。こう同志達に話していた。
「それではです」
「ああ、いよいよだな」
「攻撃を仕掛けましょう」
こうだ。左慈にも答えるのだった。
「それで宜しいでしょうね」
「ああ、遅れたがな」
「しかし今から遂にです」
攻めるとだ。于吉は述べた。
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