第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその十二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「くれぐれも」
「犠牲は必要だと思わないか」
「お前さんは最初からそれを当然と思っておるな」
「その通りだ」
「それがいかん、最後の最後までそれは出さない様に考えることだ」
「というかまっことこの人が敵に回ったら大変ぜよ」
維新龍馬も思うことだった。
「味方でよかったぜよ」
「その時は全力で倒すしかないか」
こう言ったのはセキトだった。
「出来ればそうしたくはないがな」
「というかスサノオいなかったらそっちに向かう力滅茶苦茶なことに使うからね」
キングも檀を見て話した。
「おいら敵として戦っていても驚かないよ」
「だからその力普通に使えないかな」
ディアンヌも腕を組んで考える顔で言う。
「そうしたら純粋に凄いことになるのに」
「ここはだ」
斎子が出て来て提案した。
「私の様にこうだ、みなぎる激しい情熱を若い相手にだ」
「ぶつけるの」
「そうだ、そうしてだ」
フェイトにもその熱い情熱を語った。
「飽きるまでぶつけてそれからもだ」
「生憎だが私の身体は人間のものではない」
壇はこのことを話した。
「だからそれは出来ないし出来なくても一向に困らない」
「そういえばそうでしたね」
斎子も言われて頷いた、テンションが急に落ち着いた。
「それでは」
「私はこれまで通りだ」
「人様に迷惑をかけていきますか」
「そんなに言うことはない、人命に被害を及ぼしていない」
「身体なくした人出ていますけれど」
綾火がこのことに突っ込みを入れた。
「いいんですか」
「今はしない様にしている」
「だからいいんですか」
「それなら問題ないだろう」
「それでも物凄く迷惑がかかってますよ」
霧子はどうかという顔で壇に告げた。
「ですから」
「君達はそこまで私の行動を邪魔したいのか、残念だ」
「普通にして欲しいだけなんですけれどね」
古城はわかりやすく話した。
「要するに」
「普通にして大きなものが得られると思うのか」
「いえ、そういうことじゃなくてです」
「迷惑をか」
「かけてくれなかったらいいんです」
古城は壇にさらにわかりやすく話した。
「九条さんみたいなこともありますので」
「そもそもこいつ人の話全く聞かないからね」
ニコは壇の問題点の一つを指摘した。
「だからね」
「難しいか」
「そうなることすらね」
普通に何かをすることすらというのだ。
「ないから」
「まあそうだろうな」
「そうだよな」
基樹は古城の言葉に頷いた。
「壇さんはな」
「結局そうした人だな」
「そうだよな」
「この人カンピオーネになれるよ」
サルバトーレは笑って太鼓判を押した。
「この意志の強さはね」
「それはライダーなら誰でも言えるな」
「そ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ