第百二十話 于吉、埋伏を作らんとするのことその七
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ウィップは思案する顔で述べる。
「いい策ですね」
「確かに賭けです」
「ラルフさんとクラークさんがレオナさんの血を完全に抑えられるかどうかですから」
「それは任せてくれ」
「俺達は絶対にやるさ」
二人は確かな顔と声でこう答える。
「オロチの血なんかに負けるかよ」
「絶対に抑えてみせるからな」
「はい、ではお願いします」
「レオナさんの為にも」
「じゃあ策を破るか」
「そうするか」
ラルフもクラークも頷いてだった。こうしてだ。
オロチ達の策を破ることになったのだった。それを決めてからだ。
ハイデルンはレオナにだ。こう告げたのである。真剣な顔で。
「大丈夫だ」
「はい、私もまた」
レオナ自身もだ。思い詰めている顔だが確かな声で答えた。
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