五河リベレイト/魔王のライダー
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く、こんな時に……」
互いに先の戦いでのダメージが重く圧し掛かり、まともに動けない。
その時……
ギン!!
士道「澪!!」
アイザック「澪、やはり来たか」
澪「残念だけど、今の貴方と戦うつもりは無い!!」
澪は士道を連れ、輪廻楽園でその場から姿を消す。
アイザックはメモリを引き抜くと笑う。
アイザック「私も今は戦うべきだとは思って無いよ、私は希望のある状態で絶望させるのが一番好きでね」
隣界
士道「十香、大丈夫なんだよな……」
ベッドの上で眠る十香を見つめる士道。
澪「最悪な状況でも最善は尽くすわ」
士道は治療を終えると、フェザーを身に纏う。
士道「澪、十香の事、頼む」
澪は士道の頭を撫でると、微笑む。
澪「絶対に死なせない、約束するわ」
士道「ありがとう」
士道は部屋を出ると城の廊下を歩く、赤いカーペットと幕の張られた中世風の城の中で士道の背後を誰かが近付く。
カシャ
士道「え?」
士道は振り向くとそこには一人の男がいた。
???「お前が五河士道だな?」
士道「ああ」
???「お前、ここの客人なんだろう?」
士道「まあ、そうなのかな?」
男は近付いてくると左の部屋の扉に人差し指を指す。
士道「えっと……どういう……」
???「客人ならお茶を嗜みながら話し相手になるのが常識だろ、少し付き合え」
士道「じゃあ……」
扉を開けると豪華絢爛なティーセットに男はコーヒーを淹れ始める。
士道は席に着くと男の姿を見つめていた。
赤いワイシャツとストライプのスーツ、旧式のカメラを首にぶら下げた茶髪の少しクセの強い男。
士道(少なくとも精霊と言う訳じゃ無さそうだ……)
カチャ
???「このコーヒーはブラックである事に意味がある、ブラックは苦手か?」
士道「いえ、大丈夫です、いただきます」
コーヒーを嗜みながら男は外の景色を見つめる。
???「少し騒がしいな、干渉できるとは言えここまで脳内に響くのは良くない」
士道「何も聞こえませんけど?」
???「それは俺の声で助かった人間の言う事か?」
士道「声って……」
士道は考えるとあの時の事に気付く。
士道「あの十香の一撃の時の!!」
???「その通りだ、丁度あの現場の近くに居た」
士道は謎の声の正体を知り、思考が止まる。
???「あの後もずっとお前の様子を見ていた、仮面ライダーディアボロスについても概ね状況把握してる」
士道「一体、あなたは……」
男は腰から白いベルトを取り出した。
士道「仮面ライダー……」
???「澪から雇われた世界の抑止力とか言う奴だ、それとお前の
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