第百二十話 于吉、埋伏を作らんとするのことその六
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「レオナさんは」
孔明も鳳統もだ。そのことを聞いて通訳。
「またオロチが出て来ればそれで、なんですね」
「オロチの血が覚醒するんですか」
「俺は大丈夫だけれどな」
山崎は今度は面白そうに笑って述べた。
「俺はオロチの血なんて全く関係ねえんだよ」
「それ何でや?」
張遼が不思議そうにその山崎に問うた。
「あんたもオロチやっちゅうのに」
「俺は俺の生き方をするだけなんだよ」
そうだと答える山崎だった。例え闇社会に生きていてもだ。
「世界がどうとか関係ねえんだよ。それにな」
「それに?」
「それにっていいますと」
「入れとか運命に従えとかいうのは嫌いなんだよ」
山崎の考えではないというのだ。
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