第四百五十七話
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第四百五十七話 買ってきて
美樹の母は商店街に行って買いたいものの中で店にあるものは買ってないものは予約をした、それから一週間経つと予約したものも来てだった。
全て揃った、そのうえで美樹に話した。
「アクセサリー皆揃ったわ」
「全部なの」
「ええ、ネックレスもブレスレットもね」
「それで髪飾りもなのね」
「全部ね」
「そうなのね、早いわね」
「雑誌の最新号に載ってる様なものならね」
母は娘に笑って話した。
「お店もよ」
「揃えてるのね」
「若しなくても注文したらね」
そうして予約すればというのだ。
「それでよ」
「揃うのね」
「そうよ、流行のもので人気なら」
それならというのだ。
「商品は揃いやすいのよ」
「そうなのね」
「そのことは覚えておいてね」
「わかったわ、ファッションはそうしたことも覚えて」
「それでよ」
そのうえでというのだ。
「楽しんでいくものよ」
「そうなのね」
「ええ、ただブランドを追うよりも」
母は娘にこうも言った。
「自分がいいと思ったね」
「そうしたものを買うことね」
「それで高いからいいってものじゃないの」
「安くてもなのね」
「質がよくて自分に似合うものをね」
そうしたものをというのだ。
「買うことよ」
「そうした方がいいのね」
「ブランドを揃えるよりもね」
「自分に似合うものね」
「それでお値段とも相談して」
「お金は大事ね
「そう、お金には限りがある」
母はこのことは確かな声で語った。
「このことは絶対にね」
「覚えておくことね」
「そうしてお洒落をしてね」
「大事なのは自分に似合っていて」
「お金と相談することね」
「無駄遣いはしないことよ」
こう美樹に言うのだった、そして美樹も母のその言葉を聞いて素直に頷くのだった。
第四百五十七話 完
2022・3・27
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