第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその五
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「最高だ」
「そうっすね」
「うむ、では今度飲むぞ」
「一緒にっすね」
「そうするぞ」
「わかったっす」
「お酒はいいよ」
司が出て来た。
「いい調味料にもなるしね」
「ワインは特にであるな」
「そう、ワインを使うのもいいんだ」
「飲むのもであるな」
「いいんだ」
「おう、今日も一緒に飲もうな」
竜胆も言う。
「ビールをな」
「ワインじゃないよね」
「まあそこはいいだろ」
酒は酒だというのだ。
「パイマンさんと一緒にな」
「飲むであるな」
「そうしような、酒は大好きなんだよ」
竜胆は笑ってこうも言った。
「あたしはな」
「私もです」
綾乃も出て来た。
「お酒は最高ですね」
「あれっ、何かこの人達そっくりですね」
エレンはすぐにわかった。
「どうも」
「吾輩も同意見である」
「僕もっす」
はじめはパイマンに続いて右手を挙げて言った。
「僕そうした人多いっすが」
「あたしも結構いるんだよな」
竜胆は笑って言った。
「そっくりさんがな」
「そうっすよね」
「ああ、それがな」
「そっくりさんが多いことはいいことですね」
エレンはにこりとして述べた。
「私も嬉しいです」
「吾輩はそこが羨ましいである」
パイマンはむっとしていた。
「だからこうした時こそ飲むである」
「そう言っていつも飲んでるっす」
「それでいいである」
「そうっすか」
「吾輩はいいと言っているである」
「私もそっくりさんが多いが酒は別にいい」
ターリャはそうだった。
「コーヒー派だ」
「普段からそうですね」
宗朗が応えた。
「ターリャさんは」
「うむ、しかし人が飲むことは止めない」
それは決してというのだ。
「帝国では朝から飲むからな」
「ビールですね」
「食欲がない時は生卵を入れてだ」
そうしてというのだ。
「飲む」
「そうしますね」
「そうした国にいるからな」
だからだというのだ。
「飲むことはな」
「止めないですね」
「他の世界でもな」
「朝からビールはないだろ」
昴はどうかという顔で述べた。
「流石に」
「いや、普通だ」
ドイツが言ってきた。
「それはな」
「ドイツではそうか」
「そうだ、だからだ」
「朝からビールもか」
「別に構わない、帝国と同じだ」
「そうか」
「俺にとってビールは命だ」
ドイツはこうも言った。
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