第四百九十九話 集結ーコンセントレーションーその三
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ホークに自分達の世界を話した、ホークは聞き終えてから成程という感じで頷いてそのうえで述べた。
「成程な、こっちの世界も色々あるな」
「理解してくれるか」
「ああ、わかったぜ」
「それなら何よりだ」
「教えてくれて有り難うな」
「うむ、では後で君の世界のことも話してくれるか」
「いいぜ、今でもな」
ホークはギルタンに明るく返した。
「それで他の世界の連中からも聞いておくといいぜ」
「それぞれの世界のことをだな」
「ああ、人を見てな」
そうしてというのだ。
「世界もな」
「知ることだな」
「そうしたら親睦も深まってな」
「共に戦うにしてもだな」
「仲良くやっていけるしな」
だからだというのだ。
「聞いておけよ」
「そうさせてもらう」
ギルタンはホークの言葉に頷いてだった。
他のセブンナイツの面々と共にそれぞれの世界の仲間達と話し人だけでなく彼等のそれぞれの世界のことも知っていった。
そしてだ、それぞれの世界を知ってだった。ファリアは頷いて言った。
「それぞれの世界で色々ありますね」
「そうですね」
ネモは猫を抱いて語るファリアの言葉に頷いた。
「本当に」
「私達の世界だけでなく」
「どの世界も特徴がありますね」
「はい、ですが」
それでもとだ、ファリアは話した。
「人が必死に生きている」
「そして戦っていますね」
「そのことは変わらないですね」
「そうですね」
「おう、この場合は心が人間だってことだからな」
リムルがスライムの姿でぽよんと跳ねつつ出て来た。
「俺だってな」
「人間ですね」
「身体はこの通りでな」
スライムでというのだ。
「そして魔王になったけれどな」
「それでもですね」
「転生前は人間だったしな」
そしてというのだ。
「今だってな」
「心はですね」
「人間だからな、俺の仲間達もな」
彼等もというのだ。
「種族は違ってもな」
「心は人間ですね」
「ああ、皆な」
「ちなみに私は悪魔です」
ディアブロがリムルの後ろに出て来て述べた。
「ですがリムル様の仰る通りです」
「心は人間なんだな」
「リムル様が仰ることなので」
だからだというのだ。
「真実なのです」
「だからスサノオも喧嘩を売ってきたのであろう」
ヴェルドラも出て来た。
「我はその時まだこうして出ていなかったがな」
「貴方はドラゴンですね」
「そうだ、暴風竜だ」
ヴェルドラは自ら笑って話した。
「そしてだ」
「人間ですね」
「心はそうらしい」
「そうですか」
「しかしだ」
ここでだ、ヴェルドラはこうも言った。
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