ハーケン会戦〜激突の時〜
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マスと共に決意の表情を浮かべてセリスとの戦闘を開始した。
「フフ、それでは我々も”我々の担当”の相手をしましょうか、ヴァンさん。」
「へいへい………――――――察しがよくて、優秀なお前の事だからもう気づいているだろうが、お前の相手は俺だぜ、エレイン。」
チョウに話しかけられたヴァンは答えた後エレインと対峙して格闘技の構えをし
「!その構えは………――――――”崑崙流”か……!」
「ハッ、さすがに”泰斗流”の達人のアンタにはわかるか。――――――ま、俺は他の”弟子”連中の中でも落ちこぼれの不肖の弟子だが、準遊撃士――――――それも最初から手の内がわかっている幼馴染の相手くらいはできるぜ。」
ヴァンの格闘技の構えを見てすぐにヴァンの体術の流派を悟ったジンは真剣な表情で声を上げ、ジンの様子にヴァンは鼻を鳴らして答えた後皮肉気な笑みを浮かべてエレインを見つめ
「そしてそんなお二人の3年ぶりの邂逅の邪魔をさせない為にも、”不動”殿の相手は僭越ながらこの私が担当する事になったという訳です。――――――フフ、我が従兄から継いだ”白蘭竜”の名を示す為にも、お相手願いましょうか?」
「やれやれ……お相手願うも何も、断った所で無駄だろうが……”二代目白蘭竜”としての初の手柄の相手として俺を選んだのだろうが……俺の”泰斗”をそう簡単に超えられるとは思わない事だな……!」
ヴァンに続くように答えたチョウはジンと対峙し、チョウと対峙したジンは溜息を吐いた後全身に闘気を纏ってチョウを睨み
「ハハ、元よりそんな愚かな考えはしていませんよ。――――――では、私の”月華流”、存分に振るわせて頂きましょう……!」
睨まれたチョウは呑気な様子で笑った後ジンとの戦闘を開始した。
「……殲滅天使の思惑に乗る形になるのは正直、複雑だけど………――――――貴方を悪の道から更生させる為にも、誰の手も借りずに私の手だけで貴方を叩き潰すわ、ヴァン!この3年で成長したのは貴方だけじゃない事をその身をもって思い知りなさい!!」
「ったく、酷い言われようだぜ………ま、3年前の”詫び”の意味も込めて、お前の気が済むまで相手してやるよ、エレ公!!」
一方エレインは静かな表情で呟いた後ヴァンを睨んで剣を構えて声を上げてヴァンに襲い掛かり、対するヴァンは苦笑した後真剣な表情を浮かべて声を上げて襲い掛かって来たエレインの迎撃を開始した。
「フフ、それぞれ始めたようだし、そろそろ私達も始めようじゃないかな。」
「テメェ……たった一人で俺達を相手にしようなんて、随分と舐めてくれるじゃねぇか……!」
アルゼイド子爵達と対峙したシズナは意味ありげな笑みを浮かべてアルゼイド子爵達を見つめ、アガットは厳しい表情でシズ
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