ハーケン会戦〜激突の時〜
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するわよ!」
「おおっ!!」
サラの問いかけに答えたセシリアはシズナとチョウに視線を向け、視線を向けられた二人はそれぞれ頷いた後忍び達と凶手達にそれぞれ指示をし、指示をされた忍び達や凶手達が襲い掛かってくるのを見たパトリックは声を上げ、フリーデルは号令をかけて騎士団の面々と共に戦闘を開始した。
「―――――さてと、あたし達はあたし達で始めましょうか、副長。」
「今までの話を聞いてもやはり退くつもりはありませんか、セリス……!」
パトリック達が戦闘を開始するとセリスはトマスとロジーヌと対峙し、セリスと対峙したトマスは真剣な表情でセリスに話しかけた。
「ええ。メンフィルの思惑とやらには思う所はあるし、幾ら世界を”終焉”させようとしているエレボニアの総大将であろうとも学院潜入時代に世話になった件で助けようとしている副長達の気持ちも理解してはいますが、七耀教会は既に鉄血宰相もそうですがエレボニア帝国軍の総大将も”外法認定”しました。”外法認定”されている以上、どの道エレボニアの総大将は”終わり”ですよ。」
「そ、そんな……!?オズボーン宰相は理解できますが、どうして学院長まで”外法認定”を……!?」
「恐らくは政府と軍、それぞれの最高責任者を”外法認定”する事で、”エレボニア帝国軍を完全な賊軍に仕立て上げて、ヴァイスラント新生軍が正義である事”にして、戦後それを理由にしてヴァイスラント新生軍と交渉し、戦後のエレボニアの政治への教会の影響力を強める為でしょうね。オズボーン宰相が”宰相”に就任後、エレボニア帝国政府にあった教会の影響力は完全に排除されてしまいましたし……」
セリスの口から語られた驚愕の事実を知ったロジーヌは信じられない表情で疑問を口にし、その疑問をトマスは苦々しい表情で自身の推測で答えた。
「ま、そんな所でしょうね。――――――副長は連合関連の戦いで聖痕の発動を禁じられているのは知っていますから、あたしも聖痕は使いませんよ。だからといって、それで守護騎士の相手が難なくできると舐めないでくださいよ!――――――ロジーヌ!副長の”従騎士”なら、例え相手が守護騎士であろうと副長を護りきれよっ!!」
「……ッ!はい……!ライサンダー卿の”従騎士”として……そしてトールズの生徒として、貴女に挑ませて頂きます、オルテシア卿……!」
「例え聖痕を使えたとしても、貴女を簡単に制圧できるなんて考えた事もありませんよ、セリス。――――――今はトールズの教官として、貴女を超えさせてもらいます……!」
トマスの推測に呆れた表情で同意したセリスは自身の得物を構えてロジーヌに喝を入れ、セリスの喝に対して答えたロジーヌはト
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