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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
触手編 勇壮なる女騎士と女戦士は、触手陵辱に乱れ狂う
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、これほど強烈な快楽が発生するというのなら。もしあのまま子宮と菊門に注がれていたら、一体自分達はどうなっていたのか。
 否、考えるまでもない。人体の限界を遥かに超えた快楽を受けたその瞬間、「種付け」された「母体」は魔物の苗床として、一生を終える道を選んでいたに違いない。

『んはぁあ……! もっと、もっとアタシのおっぱいちゅぱちゅぱ吸ってぇ……! お尻にもあそこにも、もっとずぽずぽ突っ込んでぇっ……!』
『ほぉおぉっ……! そ、そんなに吸うな、ミルクを飲むなっ……! もうすぐ産まれる私の子の分が、無くなってしまうだろうっ……!』

 触手の子種によって大きく膨らんだ腹を仲間達に晒し、恍惚の笑顔を浮かべて快楽を貪る2人の「母体」。そんな自分達の「末路」を幻視した2人は、その光景の「現実味」に慄き、打ち震えていた。

(ア、アタシ……絶対堕とされちゃう。あんなの子宮に注ぎ込まれたら……絶対に孕んじゃう……! 認めたくないけど、もうアタシの身体……あの触手を欲しがってる! 早く逃げないと不味い……! もし今度あいつらに襲われても……アタシはもう、抵抗出来ないっ!)
(あのまま射精を許していたら、私は確実に戻れなくなっていた……! 到底受け入れられることではないが、認めざるを得ない……! 私の身体はすでに、魔物の苗床にされる未来にも悦びを覚えてしまっているっ……! 肉体が「種付け」を、望んでしまっているっ!)

 その震えは女性として、人間としての尊厳を失う「恐怖」によるものなのか。あるいは、未知の快楽に対する肉体の「期待」によるものなのか。今の2人にはもう、どちらなのかも分からない。

 ◇

 ――それから間も無く、剥ぎ取られた服と装備を取り戻したラフィノヴァとベーナゼットは、来た道を引き返して何とか洞窟から脱出することが出来た。その道中で再び触手と遭遇することがなかった点については、不幸中の幸いと言えるのかも知れない。

 その後、洞窟の外で待っていたジルフリーデとロザヴィーヌに「凶悪な罠」が仕掛けられていたことを伝えた2人は、その場で力尽きたようにへたり込んでしまった。
 そんな彼女達の様子から、洞窟での「近道」を断念した一行は結局、ラフィノヴァの進言通りに迂回路を探すことに決めたのだが。ラフィノヴァとベーナゼットは最後の最後まで、「凶悪な罠」の詳細を語ろうとはしなかったのだという――。

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