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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
触手編 勇壮なる女騎士と女戦士は、触手陵辱に乱れ狂う
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 ――ジルフリーデ達が城下町に到着する、約1ヶ月と3週間前。
 アンジャルノンの支配から聖国を奪還するための旅の途中、4人はとある山の麓にある洞窟へと足を踏み入れていた。

 そこは帝国軍の本拠地と化している王城に、最速で辿り着くための「近道」なのだが――遥か昔から、「魔物」が住み着いていると噂されている曰く付きの洞窟でもある。そのため、長らく通行を禁じられている場所でもあった。

「通行禁止だろうとお姫様権限ならお構いなしってか? ははっ、これなら予定よりも随分早く城下町に到着出来るじゃない! ジル様々ねぇ」
「この聖国の存亡そのものが懸かっているのだ、悠長なことなど言ってはおれん。……しかし、魔物が出ると噂されているだけあって、なんとも不気味な洞窟だな」

 その洞窟の安全を確認するための斥候役を買って出たラフィノヴァとベーナゼットは、JカップとHカップの爆乳を弾ませながら洞窟内を悠然と歩んでいた。決して広いとは言えないこの洞窟内で万一「戦闘」になった場合、4人も居ては満足に武器を振るえないためだ。

 松明を手に薄暗い洞窟を進んでいる2人は、太腿の辺りまで水没している通路に踏み入り、深さを確認する。どうやら、地下水に浸された通路を延々進んで行くことになるようだ。

「なぁ〜に? 元騎士団長様ともあろうお人が魔物の噂なんかにビビってるわけ? 魔物なんて数百年も昔にほとんど滅亡したって言われてるじゃん! 所詮噂は噂よ」
「……純粋な魔物は、な。だが、当時の魔導師が魔物の能力を人工的に再現した古代兵器の中には、今でも稼働しているものがあるとも言われている。私も直に見たことがあるわけではないが、王城の地下にもそれに類するものが仕掛けられていると先代から聞いたことがあるのだ。……ただの噂だろうと油断は出来ん」

 魔物の噂など眉唾だと笑うベーナゼットに対して、ラフィノヴァは油断は出来ないと剣呑な表情を浮かべている。そんな2人が白く肉感的な太腿を地下水に浸らせてから、僅か数分後のことであった。

「……んひぃっ!? こ、こいつはッ……!」
「ふぅおぉっ!? こ、これはやはりッ……! ベーナゼット、構えろッ!」

 突如、水面下からにゅるりと伸びてきた紫色の「触手」が――2人の「秘所」をねろりと舐め上げたのである。
 最も敏感な「聖域」に突然、粘ついた触手の先端を当てられた彼女達は、股下からの「不意打ち」に短い悲鳴を上げてしまう。予期せぬ角度からの奇襲に一瞬瞠目していた2人は、即座に気を取り直して両手剣と戦斧を振るっていた。

「こッ、の、何すんのよいきなりッ!」
「万死に値するッ!」

 乙女の最も大切な部分に、いきなり無遠慮に触れてきたこと。よりによって犬猿の仲である相手の前で、甲高い悲鳴を上げさせられたこ
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