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11月になろうかという時、商品は出来上がっていて、このカットサンドだけ、マカロニサラダには、私の提案でほうれん草のペーストを混ぜ込んでいたのだ。だけど、容器の絵柄に、燿さんは、まだ、迷っていた。私には、どうでもいいと思っていたのだが、あの人のこだわりがあるみたいで・・。
そんな時、暁美さんがすみれさんに話しかけていて
「すみれ 私 ドジしちやった してる時にね、アレ着けるからって、彼が離れようとしてたから、私我慢できなくて、もう少しって言って居たら、中でね そーしたら、もう、3か月だってー」
「えぇー どうすんのよ お店続けられないじゃぁ無い」
「うん 店長に話す だってね すみれだって そんなこと無い? なんかすごく気持ちいい時 離れて欲しくないよね」
「うん ある でも、あれは、多分危険日なのよね ちょっとー 暁美 香波ちゃん聞いているよ ダメ 刺激強いよ」
「そっかー でも、後学のためだよ 香波にも・・」
暁美さんとすみれさんは年も近いし、お互い、相手がいるから何でも、話し合う間なんだだけど、そんなことまで・・。私 だいたいは、判っていたが、聞こえないふりをしていた。そんなに、気持ちよくなってしまうのかー 確かに、経験のない私には刺激強かった。
その後、暁美さんがいつ店長にお話ししたのかは、知らなかったが
「香波 決めたわよ 11月10日 発売ね 私ね、付けるお手拭き エンジェルの絵柄にしようと思っていたの だけど、やめた 箱をその絵柄にする あなた達の絵をね 手とか口を拭いて、クシャクシャにして捨てさせるわけにいかないもの」
「うん いいと思います 売れるといいなぁー」
「今度は、チラシ配らないからね そのかわり、サクラを何人か頼んでいるわ 買っていって、学食とか研究室で食べて宣伝して頂戴って」
そして、初日、焼き豚レタスにマカロニグリーンサラダのとフルーツサラダの組み合わせ6ケづつ、焼き豚レタスのとフルーツサラダのを4ケづつを作って並べた。
お店をオープンすると、直ぐに焼き豚のが売れて、その後も、お昼の時間まで売れて、最後にはフルーツサラダのが二つ残っていた。3時前に燿さんから連絡があって、二つ残っていると伝えると
「そう じゃぁ 二つとも下げて、Sold-Outの画面を出しておいて それと、その二つは、暁美ちゃんとすみれちゃんに持って帰ってもらって」と、プツンと電話を切られて。
その日、お店を閉める頃、燿さんがやってきた。
「店長 明日からの数 どうすれば」
「1週間ほどは、同じ数でね それと、2時半には、売れて無かっても、下げて頂戴。サラダのは、廃棄 焼き豚のは香波に処分任せるわ」
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