第四百九十八話 戦闘ーバトルーその十五
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その中でだ、ガレスは戦いつつ言った。
「休憩を摂っていても」
「かなりだな」
「はい、限界が近付いてきました」
「それは俺も同じだ」
スナイプはガレスに冷静に答えた。
「長時間死闘を展開している」
「それならですね」
「幾ら休憩を摂ってもな」
そうしつつ戦っていてもというのだ。
「やはりな」
「疲労が蓄積して」
「限界がくる」
「そうですね」
「だがその限界までな」
そこまでというのだ。
「戦いそれからもだ」
「戦うことですね」
「ぎりぎりまでな、立っていられるならな」
それならというのだ。
「戦うことだ」
「しかもだ」
ブレイブも言ってきた。
「俺達は一人か」
「違うしね」
ジョウが応えた。
「それは」
「そうだな、仲間がいる」
「仲間同士で助け合いもして」
「そしてだ」
そのうえでというのだ。
「戦うことだ」
「それが大事だね」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「今はな」
「一緒に戦って」
「共に限界を超えるぞ」
「わかったよ」
ブレイブの言葉に頷いてだった。
そうして戦っていった、そうしていると。
朝日が近くなってきてだった。
「やっとだな」
「そうだな」
シャーリーはギルタンの言葉に頷いた。
「敵が減って来たな」
「ようやくな、だが」
「我々もな」
「敵がいなくなる頃はな」
その頃はというのだ。
「おそらくな」
「限界だ」
「そうなるな」
「だからだ」
それでというのだ。
「そこから先はな」
「若しスサノオが出て来れば」
「体力は期待出来ない」
そちらは限界でというのだ。
「他の力でだ」
「戦っていくしかないな」
「皆でな」
「そうだな、だが」
「そうなってもな」
「戦うしかない」
「そうだな」
その時はとだ、こう話してだった。
二人は前を向いた、その彼等のところにパラドクスが来て言ってきた。
「一人では無理だとしても」
「ここにいる全員なら」
「それならばですね」
「例えスサノオが出て来ても」
それでもというのだ。
「戦えるさ、だからな」
「このままですね」
「皆で戦いますね」
「そうしよう、勿論俺もいるから」
パラドクスは二人に笑った声で話した。
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